こんにちは。作曲・編曲・MIXをしているaluraです。
前回は、キーCで考える方に向けて、転調の多い曲で混乱しないための工夫をご紹介しました。
今回はその続きとして、そもそも僕がなぜキーCで考えているのか、レッスンの最初にもお話ししている考え方をご紹介します。
■ 鍵盤を全部使うと思うと、大変そう
「曲を作ってみたい」と思ったとき、ピアノやギターを弾いたり、鼻歌でメロディを考えたりする姿を想像するかもしれません。
ここで、ピアノの鍵盤を思い浮かべてみてください。
白い鍵盤と黒い鍵盤が、ずらっと並んでいます。1オクターブの中だけでも、音は12種類あります。
「この中から自由に選んで、良いメロディを作ってください」
と言われたら、何から始めればいいのかわからなくなりそうですよね。
そこで僕がお勧めしているのが、まずは白鍵の7つの音で作ってみることです。
■ 最初は「ドレミファソラシ」だけ
使うのは、
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ
の7種類です。
上の高さのドや、下の高さのドを使っても大丈夫です。高さは違いますが、どちらも「ド」という同じ名前の音として整理できます。
つまり、鍵盤を7個だけに限定するというより、使う音の種類を7つに絞る、ということです。
この7つは、Cメジャースケールの音です。まずはドを中心に、落ち着く感じを確かめながらメロディを作ってみます。
無数に選択肢があるように見えた鍵盤も、「まずはこの7種類」と考えると、少し取り組みやすくなりませんか?
■ キーを変えても、同じ曲だとわかる
カラオケで、
「この曲は高いから、キーを少し下げよう」
と調整したことがある方も多いと思います。
音の高さを変えても、メロディの動きが保たれていれば、同じ曲として歌えますよね。
ここが、今回お伝えしたいポイントです。
僕は曲を作ったり、好きな曲を分析したりするとき、まずキーCにそろえて、同じ基準で考えるようにしています。
そのうえで、仕上げるときには、歌い手が気持ちよく歌える音域になるようにキーを調整します。それこそカラオケのように、キーを上げ下げしながら、その人に合う高さを探して作っています。
■ 好きな曲を、同じものさしで見てみる
曲ごとにキーが違うまま覚えると、実際には似た動きをしていても、別々のものに見えてしまうことがあります。
そこで、たとえばメジャーキーの曲をCメジャーにそろえてみます。
すると、
「この曲も、メロディがミから始まっている」
「ここでソに上がるのが好きなんだ」
「あの曲と同じコード進行を使っている」
といった共通点を見つけやすくなります。
曲ごとに覚えていたことが、少しずつ自分の中でつながっていく。その感覚が、僕にとっては大きなメリットです。
好きな曲を何曲か見比べていくと、「自分はこういう動きに惹かれるんだ」という好みも整理しやすくなります。
それを、自分の曲作りにも生かしていきます。
もちろん例外もありますが、まずは白鍵の7つの音で作ってみましょう。
慣れてきたら、使う音を少しずつ増やしていけば大丈夫です。
■ メロディを実際に作るには?
実は「コード」というものがあり、先にコードを作っておくとメロディも作りやすくなります。そのお話は、次回にしますね。
まずは「白鍵だけでも曲を作れる」ということを念頭に置いて、試してみても良いかもしれません。
■ 個別DTMレッスンのご案内
個別DTMレッスンでは、こうした考え方を使いながら、コードやメロディを一緒に作ることもできます。
「このメロディが好き」と感じる理由や、好きな曲の共通点も整理しながら、ご自身の曲作りにつなげていきます。
作曲・編曲・MIXで困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。