理論は勉強したのに曲が作れない?知識を使うコツ

理論は勉強したのに曲が作れない?知識を使うコツ

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音声・音楽
理論は勉強したのに曲が作れない。知識を曲作りにつなげるには?

こんにちは。作曲・編曲・MIXをしているaluraです。

生徒さんから、「スケールやコードの種類は覚えたけれど、実際の曲作りにどう使えばいいのかわからない」というご相談がありました。

今回は、そのお悩みに回答する形で、普段のレッスンでもお伝えしている考え方をご紹介します。

■ まずは、実際の曲での使い方をトレースする

コードの名前や仕組みを知っていることと、それを曲の中で使えることは、少し違います。

まずは好きな曲を調べて、コードがどんな順番で使われているかをトレースしてみましょう。その流れを、ご自身の曲作りでも試してみます。

コードを一つずつ知っていても、どう並べれば良いかわからない。そんなときには、実際の曲で使われている流れが、具体的な使い方の見本になります。

メジャーキーなら、前回と同じようにキーCにそろえると、曲同士を比較しやすくなります。

さらに、そのコード進行から感じたことを、自分の言葉でメモしてみてください。

「ここで少し切なくなる」
「ここから前に進む感じがする」

前回は、メロディを「声」、コードを「表情」にたとえました。

コード進行と、その表情が結びつくと、自分の曲を作るときにも「あの感じを使ってみよう」と考えられるようになります。

僕は、曲作りをストーリーとして捉えると、コードも選びやすくなると感じています。

■ 最初のコードを、まず4つに絞ってみる

「知っているコード進行を使いたいけれど、どこから始めればいいのかわからない」

そんなときには、セクションの最初のコードを絞ってみます。

キーCで考えるとき、僕が候補として挙げるのは、

・C
・F
・Am
・Dm

の4つです。

なぜ、この4つなのか。

僕がこれまで曲を分析してきた範囲では、各セクションのキーをCにそろえて見ると、始まりのコードは、ほとんどこの4種類でした。特にC・F・Amが多く、Dmから始まるものもあります。

すべての曲に当てはまる決まりではありませんが、僕はこの経験をもとに、まずこの4つから考えてみることを勧めています。

Aメロ、Bメロ、サビなど、これから作るセクションを、どのコードで始めるか。

「知っているコードを全部使って自由に作ろう」では迷ってしまっても、「今回はFから始めてみよう」なら、一歩目を決めやすくなります。

■ コードとコードには、定番のつながりがある

始まりを決めたら、次はその先です。

コード同士には、自然な流れや、落ち着く感じを作る定番のつながりがあります。

たとえば、キーCでの「G7→C」は、ドミナントモーションと呼ばれる動きの一つです。ほかにも、コードをつなぐ定番の動きはいくつかあります。

そうした動きを手がかりに、

「Cから、次はどこに進もうか」
「Fから、どうつなげていこうか」

と考えていきます。

始まりの候補と、その先につなぐ方法を知っておくことで、コード進行を組み立てやすくなります。

■ おしゃれな響きは、押さえ方も見てみる

「基本的なコードは知っているので、もっとジャズっぽい、おしゃれな響きを使いたい」

という場合には、コードの押さえ方にも目を向けてみてください。

ピアノなら、低音にどの音を置くか、高い音をどこに配置するか。同じコードでも、音の高さや間隔によって響き方が変わります。

ここは、実際に演奏している動画を見ながら、

「ああ、こういう押さえ方をしているんだ」

と確認して、まねしてみる方法をお勧めしています。

そして、覚えた形もキーCに置き換えて整理する。毎回同じ基準にそろえることで、自分の中に蓄積しやすくなります。

その響きを曲全体で使うのか、あるセクションだけで使うのか。次の展開に入る直前に、一度だけ使うのか。

使う場所も含めて考えると、曲の中での生かし方が見えてきます。

■ まず作る。止まったところで、必要な理論を知る

僕がお勧めしているのは、理論を全部覚えてから曲を作り始めるのではなく、まず曲を作ってみることです。

そして、手が止まったところで、それを解決するための理論を一つ知る。その知識を使って、また制作を進めます。

「次のコードが決まらない」という場面で、コードのつなぎ方を知る。

「欲しい響きにならない」という場面で、音の配置を知る。

使う場面がある状態で覚えるので、知識が自分の制作と結びつき、身につきやすいと考えています。

まずは、ご自身の曲の短い一部分で、知っていることを使ってみてください。

■ 個別DTMレッスンのご案内

「必要なところだけでなく、理論を体系立てて理解したい」という方には、レッスンを受けるのも一つの方法です。

個別DTMレッスンでは、コードやスケールの仕組みから、実際にコード進行やメロディを作るところまで、一人ひとりの理解に合わせて進めています。

覚えた知識を、ご自身の曲作りで使えるようにしたい方も、お気軽にご相談ください。

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