38.では、なんのためにどんな善を目指すのか

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占い
続きである。










ある春の日、
私は食事中のXに寄り添い、
その悩みを聞いていた。













エンパスダメージを受けるような相手が現れたとき、
Xはすぐさま、
まだ自分の中に治すべき何かが眠っているのを、
教えてくれるために、現れていると考える。













そうではないと私はいう。










そもそも、なぜそんなにしてまで
善になりたいのか。
これは他のツインレイ女性にも共通する話だろう。













これについても
小っ恥ずかしくなるくらいの答えが帰ってきた。










パートナーのため。










なるほど。
だったら、話は簡単だ。










もう相手もおおよそYで決定ということなら、
Yが求めるレベルの善であれば、それ以上の、
努力の無限回廊からは脱してもよいということになる。










Yのことを推測するなら、
このZをおいて他におるまい(謎の自画自賛)。










そもそもYが求める善とは、
「聖人の善」ではなく「子どもの善」である。













ツインレイ女性はすべからく子どものように純粋である、と。










だから、それは錠前と鍵の関係で、
ツインレイ女性の子どものような面が、
ツインレイ男性にとって、必須アイテムなのだ。










すなわち、Xは、もうできている。










続きは一杯やりながら話そう。
私はそう言って、Xの食事の後片付けを一緒に行い、
フルーツが描かれたラベルの缶とグラスと、
チーズサンドのつまみを用意した。










そして、プルトップを開け、
グラスに注ぐ。
このとき、私は、Xの出方を見るため、
わざとチーズサンドの袋を開けなかった。













少しづつ飲み始める。
が、すでに空いていない袋にXは気がついている。










「食べちい」










誤植や誤変換ではない。
Xは確かに食べたいではなく、食べちいと言ったのだ。










そういうとこだぞ、子どもの善w










先日、4個連結のヨーグルトを私が食べようとしていた時の話。
味が2種類あり、
「どうしよう、どっち食べよう」とXに漏らしたとき、
すぐさま声を一段低くしたXが「こっちだろ!」とキウイ味を指さした。
そのおどけた感じ。それが子どもの善。













聖人の善は、相手に疲れを与える。
X自身も、聖人と仲良くなりたいわけではないと感じたらしく、
とても納得していた。













それでも、Xは悩む。













ぽろっと悪いところが出ちゃったらどうしよう。










私はいう。










Yだっていいところも悪いところもあるけど、
トータルでは面白いいい人だろう。
人間の性格も陰陽揃って初めて、面白みが出てくる。
聖人として陽にだけ偏ってしまったら、それはもう陰陽ではない。










君はもう十分に子どものように面白い。
それがYにとって必要な善なんじゃないか。










もう全部揃ってたんだよ。
悪いところなんか、最初からなかったんだよ。










まるでしあわせの青い鳥だ。
最初からそばにあったのに、気が付かなかったもの。










Xはいう。










それに気がつくために、
こんなに遠回りしちゃったよ。










私はいう。










遠回りした分、もう忘れないでしょ。






















Xはいう。






















忘れない。
絶対に忘れたくない。
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