37.善になりたすぎて道を見失う

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だんだんと週末の酒盛りが、
恒例化してきた。










良いことではある。
倒れる前の日常が、
5年ぶりに戻ってきつつある。










とは言っても酒量は、
まるで違う。
お互い缶チューハイ一缶で十分だ。











以前のXは、
かなり強い酒を人より多く飲むタイプ。
量はケタ違いとは言わないが、
酔ったときのめんどくささはケタ違いだった(笑)。













今は一缶をグラスに注ぎつつ、
語らう。








その前に、
Xは自室でひとりで夕食を用意していた。
仕事から帰った私は、
自分の両親と食事を取り、
風呂に入り、塩で体を清めてから、
夕食中のXの前に顔を出す。










Xにとってはひとりにされるつらさに、
女性性が暴走しそうになるが、
エンパスのため、人を避けなければならない。













卑弥呼とおつきの神官みたいな関係だ。








今日はそうして食事中のXから、
酒盛りになる前に相談を受けていた。










私の母が帰ってくると、
Xはエンパスのダメージを
とても煩わしく感じるという。
父に対してもそうだ。








こんな自分は、
まだ変われていないから駄目なんだ。
ずっとこのままなんじゃないかと、
絶望する。




なにか盲点があるのなら、
教えて欲しい。


あの人たちのように、
自分にも悪いところがあるから、
それがいやで反応しているんだ。








ということを、
懸命に話していた。








それは違うよ、と私は言う。








たしかに、例えばうちの母のケチ臭さが、
Xにもあったとしよう。
ただそれは、サイズや質が違う。











うちの母は、
家計が厳しくなった時、
まわりを省みず、自分が不要なものから、
節約する。










母は風呂が好きじゃないので、
家族が健康のために風呂に入りたがっても、
それを一日おきに削り、
自分の無駄な高額化粧品のお取り寄せはやめない。











ちなみに父は最近血尿が出て、
検査している。










もし毎日風呂に入れる冬だったならば、
血流が良くなり少しは防げたのかもしれない。













そう思うと、
「家族より自分のための家計」という母のケチ臭さは、
父の寿命を縮めている。











母にそこまでされる父もまた、
稼ぎで母に不安を与えることも多々あったのだから、
冷たい話に聞こえるとは思うが、因果応報ではある。











一方でXにケチ臭さがあるとしたら、
目的があったうえでの倹約である。











しかも私が趣味や癒しにあまりお金を使わないのを、
いつも心配してくれている。
人へのプレゼントをケチるのは見たことがない。
募金も良くする。













このように、
Xの中にある小さな倹約家としての、
美徳すら、
X自身は母の殺人級のケチ臭さと混同して、
自分の中から消し去ろうとしてしまう。











だって自分の中にあるから、
こうして、それを直せと、お義母さんみたいな人が、
出てくるんでしょ…?













それも違うと私は言う。
やれやれである。
どこの間違ったスピリチュアルの教えか知らないが、
まったくトンデモナイ勘違いを植え付けてくれたものだと、
腹立たしく感じる。











それは、Xが気にしているから、
気にしているサイズ感で現れているだけ。











現実のサイズ感はとても小さい。
なのにその自分を直視しないまま、
誇張して気にしすぎていることを、
認識させるために、行きすぎた人物が
現れているにすぎない。











それに関し、
Xがどう考えているかを、
私もいくつか質問してみた。











最近のXは、
しいたけ占いのしいたけ氏の記事を、
買って読んでいるという。














なので私は、
そういう相手について、
しいたけ氏がどう考えているかを、
Xに聞いた。











一部の記事には、邪心界の人についてと、
書かれたものがあるそうで、
まさしく私の母のような人への対処法があったという。













その対処法は、
Xから聞いた範囲では、
私はとても現実的で、
良い方法だと思った。














しかし、それを知ってなお、
Xが実践していないのはなぜなのか。













その対処法について、どう思ったのかを、
Xに聞いた。すると、











対処法より、なぜそうなるのか原因を知りたい。













というのだ。
さすが◯ハウスの太陽だけある。
探究心がすごい。













たしかに原因を知ったうえで、
対処したほうが外れがない。











なぜ自分の前にそうした煩わしい邪心の人があらわれるのか。
自分にまだ治すべきところがあるからだ。
それはどこだ、教えて。













そう考えているらしい。
これも、ツインレイ女性あるあるで、
善になりたすぎて、
自分の治すべきところをとことんまで探して、
追い詰めてしまう。











長くなりそうなので、
一度区切ろうと思う。
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