「好きな服」と「似合う服」が違うと感じたとき、どうすればいいか
好きな服を着ているのに、なんかしっくりこない。そういう経験、ありませんか?
雑誌やSNSで見てひと目惚れして買ったのに、着てみると「なんか違う」。好きなブランドのアイテムのはずなのに、鏡の前でテンションが上がらない。そんなとき、なんとなく自分に自信をなくしてしまうことがあります。
でも、これは服のせいでも、あなたのせいでもありません。「好きな服」と「似合う服」は、もともと別のものだからです。今回は、この二つのずれが生まれる理由と、それとうまく付き合っていく方法についてお伝えします。
■「好きな服」と「似合う服」はなぜずれるのか
「好きな服」とは、自分がときめく服です。色・デザイン・素材感・ブランドのイメージ…そういった要素に心が動いて「これが好き」と感じるのは、完全に感覚的なものです。
一方で「似合う服」とは、着たときに自分の雰囲気や体型と自然になじむ服のことです。他人から見て「その人らしい」「なんかいいね」と感じてもらえる服、と言い換えてもいいかもしれません。
この二つがぴったり重なる服もありますが、ずれることも多いです。たとえば、ふわっとしたロマンティックなデザインが好きでも、自分のもつ雰囲気がすっきりしたクールな印象だと、着たときにちぐはぐに見えてしまうことがあります。
これは「センスがない」とか「骨格のせい」というよりも、自分の雰囲気と服のもつ雰囲気がマッチしていない、というシンプルな話です。
■パーソナルカラーや骨格診断で解決しない理由
「似合う服がわからない」と感じたとき、パーソナルカラー診断や骨格診断を受ける方は多いです。もちろんこれらは参考になりますが、診断を受けたあとに「なんかピンとこない」「結局何を買えばいいかわからない」となってしまうケースも少なくありません。
理由のひとつは、診断結果があくまで「傾向」であって、「正解」ではないからです。
たとえば骨格診断で「ウェーブタイプ」と言われたとします。ウェーブタイプにはやわらかい素材やフェミニンなデザインが似合うとされていますが、本人がそういった服をあまり好まない場合、診断結果に従うほどに「好きな服が着られない」という感覚が強くなってしまいます。
似合う服を考えるうえで大切なのは、骨格やパーソナルカラーだけでなく、その人がもつ雰囲気・表情・ライフスタイル・なりたい印象まで含めて考えることです。
■「好き」を諦めなくていい
「好きな服」と「似合う服」がずれているとわかったとき、「好きな服を諦めるしかないのか」と感じる方もいます。でも、そうではありません。
大切なのは、好きなデザインや色のエッセンスを残しつつ、自分の雰囲気に合う形で取り入れることです。
たとえば、ふわっとしたロマンティックな服が好きだけどしっくりこないという方の場合、素材感だけをやわらかいものにして、シルエットはすっきりさせる、という方法があります。「全部ロマンティック」にしなくても、好きな要素を一部取り入れるだけで、自分らしさと似合う感覚が両立できることがあります。
「好き」を完全に手放す必要はありません。どこを活かして、どこを調整するか。そのバランスを見つけることが、本当の意味での「自分に似合うスタイル」につながります。
■「しっくりくる」感覚を大切にする
似合う服を見つけるうえで、実は一番頼りになるのが「しっくりくる」という感覚です。
鏡を見たときに「なんかいい」と思える服、着ていて途中で気にならない服、褒められることが多い服。そういった服には、自分の雰囲気に合っている理由が必ずあります。
逆に「好きなのになんか違う」と感じる服には、何かしらのずれがあります。そのずれを言語化していくことで、自分に似合うものの傾向が少しずつ見えてきます。
おしゃれに正解はありませんが、「好きな服を着ているのに気分が上がらない」という状態は、解決できます。
■おわりに
「好きな服」と「似合う服」のずれに悩んでいる方は、決して少なくありません。診断を受けても解決しなかった、という方もたくさんいます。
そういった方に向けて、パーソナルカラーや骨格診断の結果だけに縛られず、その方の雰囲気やライフスタイル、なりたい印象まで含めてご提案しています。「好きな服を諦めずに、似合う服も着たい」と感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。