DAY 44|SNS告知のレイアウトは、主役から決める

DAY 44|SNS告知のレイアウトは、主役から決める

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デザイン・イラスト
告知画像の中で写真も会名も日時も強調すると、最初に見せたいものが分かりにくくなる場合があります。今日は、目的に合う主役を決め、写真と文字の面積を選べれば十分です。

今回の条件をそろえる

架空の「秋の読書会」を、初めて会を知る人へ知らせます。スマートフォンの投稿欄で見る場面を想定し、会があることに気付き、日時と場所を確認してもらうのが目的です。

比較する二案は、同じ写真と原稿を使います。会名は「秋の読書会」、開催情報は「11月15日14〜15時/みどり交流室」。写真部分は本を囲む場面の模式図です。色や言葉を増やさず、主に写真と見出しの面積を変えます。

写真主役と見出し主役の比較

day44-comparison.png

同じ写真と原稿を使い、写真の面積が大きいA案と、見出しの面積が大きいB案を比較した構成図。

A案は写真が広く、会名と開催情報はその下にあります。本を囲む様子を入口にしたい場合の案です。写真から活動の雰囲気を想像してもらい、会名で内容を確かめる組み立てにしています。

B案は会名が大きく、写真を補助として添えています。何の催しかを言葉で先に知らせたい場合に選べます。会名が分かりやすくても、日時が小さすぎれば参加の判断を助けられないため、補助情報の読める大きさは確保します。

このような要素の組み立てをレイアウトと呼びます。配置の正解を一つ覚えるのではなく、今回の目的でどちらを入口にしたいかを選ぶ技術です。

引き付ける要素と、その後の情報をつなぐ

写真が印象に残っても、会名が遠く離れていれば、何の写真かを確かめるために目を動かす必要があります。今回なら、写真と会名を近い場所へ置き、その下で日時と場所が一緒に読めるようにします。

さらに下へ「道順は投稿本文へ」と置けば、画像の後に見る場所を案内できます。主役、開催情報、次の案内という三つのまとまりです。これらを全部同じ大きさ・同じ囲みで強調すると、優先順位が弱まる場合があります。

見た人の視線は一律ではありません。作る側が考えた順番を絶対の法則にせず、実際の表示に近い大きさで、内容がたどれるかを確かめます。

空きは、情報を整理するために使う

要素の間や周囲にある空きを余白と呼びます。例えば日時と場所を近づけ、会名との間にはそれより広い空きを置くと、開催情報がまとまりとして見つけやすくなると考えられます。

一方、日時と場所の間まで大きく空けると、関係が弱く見えるかもしれません。余白は広さの競争ではなく、何と何を一緒に見せるかを示す手段です。本文の行を詰める作業ではなく、画像全体のまとまりとして確認します。

主役を際立たせたいときには、その周囲の要素を減らす方法もあります。大きな写真の脇へ模様や飾りを増やす前に、主役の周りに落ち着いて見られる場所があるかを見ます。

採用理由を、構成の言葉にする

今回の写真が読書会の内容を十分に示すなら、A案を選び、「本を囲む場面を入口にしたいため、写真を広く取った」と説明できます。写真だけでは活動が分かりにくいなら、B案で会名を先に見せる理由があります。

紙で確認する場合は、正方形を二つ描き、写真枠と会名の場所を変えてみます。細部を仕上げなくても、どちらが何を先に見せる構成か比べられます。作例を指差して確認するだけでも構いません。

3つの自己確認

1. 最初に見せたい主役は、一つに決まっていますか。
2. 日時と場所を、同じまとまりとして指差せますか。
3. 選んだ構成の理由を、目的と結び付けて言えますか。

まとめと次回

レイアウトは、主役と補助情報の関係を見える形にする設計です。次回は、主役の内容と文字の置き場所に合う写真・背景を選びます。

64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。

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