頑張れる場所と、呼吸できる場所は違う

記事
コラム
前回、「心地よいと感じる場所で咲く」
ということについて書きました。



今日は、その続きを、もう少しだけ。


頑張れば、誰でも結果が出せる――
そんなふうに思われがちですが、
現実は、きっと少し違います。

頑張っても、うまくいかないときがある。

一生懸命やっているのに、行き詰まってしまう。

周りと同じように努力しているはずなのに、
なぜか心だけが、どんどん苦しくなっていく。

「ここ、頑張れないわけじゃないんだけど……」
そう感じながら、
自分を奮い立たせて続けている人も、
きっと少なくないと思います。

それは、
あなたの努力が足りないからではありません。

そこが「頑張れる場所」ではあっても、
「呼吸できる場所」ではないだけなのかも
しれないんです。

人は、無理をすれば
案外いろいろな場所で頑張れてしまいます。

責任感や我慢強さ、
「ちゃんとしなきゃ」という気持ちがあれば、
しばらくは耐えることもできる。

でも、呼吸が浅いまま頑張り続けると、
心は少しずつ、疲れていきます。

「できているのに、つらい」
「結果は出ているのに、満たされない」

そんな違和感は、
甘えでも、弱さでもありません。

それは、 あなたの心が
「ここは長く居る場所じゃないかもしれない」
と 静かに教えてくれているサインなんです。

呼吸できる場所では、
必要以上に力を入れなくても、
自然に続けられます。

評価されなくても、 数字が伸びなくても、
なぜかやめたいとは思わない。

疲れても、
「休めばまた戻ってこられる」と感じられる。

それが、呼吸できる場所。

頑張れるかどうか、ではなく、
「息ができているか」
これから何かを選ぶとき、
環境を変えるか迷ったとき、
その問いを、そっと自分に向けてみてください。

今いる場所で、
あなたはちゃんと呼吸できていますか。

もし答えに迷うなら、
それだけでも、立ち止まる理由は十分です。

頑張れる場所から離れることは、
逃げではありません。

自分が長く生きていく場所を、
ちゃんと選び直しているだけ。

深く息ができる場所で、
人は無理をしなくても、
ちゃんと咲いていける。

そのことを、どうか忘れないでください。

もし、
頑張ることに少し疲れてしまった気持ちや、
「ここじゃない気がする」という違和感を、
ひとりで抱えているなら、

気持ちをゆっくり言葉にする場も用意しています。



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