こんにちは。
会計事務所で23年以上、経理・会計実務に携わっています。
現在は本業とは別に、ココナラで個人事業主・小規模法人向けの記帳代行サービスも行っています。
日々、会計ソフトへの入力をしていると、
「銀行明細を1仕訳ずつ入力するのが大変……」
と感じることがあります。
10仕訳、20仕訳程度ならそれほど気にならなくても、50仕訳、100仕訳となると、それなりの作業量になります。
しかも銀行明細は、今月入力して終わりではありません。
来月になれば、また同じ作業が発生します。
そこで今回は、入力作業を効率化する方法のひとつとして、
「弥生会計へのCSVインポート」
について紹介します。
実際に私が使用している弥生会計26 Windowsデスクトップ版でテストしましたので、その画面も交えながら説明します。
弥生会計はCSVから仕訳を取り込めます
弥生会計では、所定の形式で作成したCSVファイルから仕訳データを取り込むことができます。
大まかな流れは、
Excelなどで仕訳データを準備
↓
CSV形式で保存
↓
弥生会計へインポート
↓
取り込まれた仕訳を確認
となります。
これを利用すると、すべての仕訳を仕訳日記帳へ1件ずつ手入力する以外の方法が使えるようになります。
ただし、
「Excelで仕訳を作ってCSV保存すれば何でも取り込める」
というわけではありません。
弥生会計が読み込める形式に合わせてCSVデータを作成する必要があります。
CSVを作るときに必要になる情報
仕訳データには、
日付・借方勘定科目・借方金額・貸方勘定科目・貸方金額・摘要・税区分
などの情報が必要になります。
そのため、
「CSVインポートなら簡単そう!」
と思って始めてみても、
「弥生会計に取り込めるCSVを作るところが意外と大変だった……」
となることもあります。
特に仕訳数が多い場合は、CSVデータ自体を正確に作成することも大切です。
実際に弥生会計26へCSVをインポート
今回はテストデータとして、
普通預金 110,000円 / 売上高 110,000円
摘要:ABC商事 入金
という仕訳をCSVから取り込んでみました。
① 仕訳日記帳を開く
まず、弥生会計26で「仕訳日記帳」を開きます。
▲ 今回は実際のテストデータを使ってCSVインポートを確認しています。
② CSVファイルを指定する
仕訳日記帳を開いた状態から、
[ファイル]→[インポート]
を選択します。
続いて、取り込むCSVファイルを指定します。
▲ CSVファイルを指定してインポートします。
※公開前に、Windowsユーザー名などが表示されている部分は隠してください。
③ インポート前にはバックアップを
インポートする前には、万一に備えて事業所データのバックアップをおすすめします。
実際に弥生会計26のインポート画面にも、
「インポートを実行する際には、バックアップを行うことをお勧めします。」
と表示されています。
また、取込済みのCSVデータを再び取り込んでしまうと、仕訳が重複して登録される可能性があります。
そのため、
「インポート前にバックアップする」
「取込済みデータを再度取り込まない」
この2点には注意しています。
④ インポートを実行
CSVファイルを指定してインポートを実行すると……
今回は、
「インポートは正常に終了しました。」
と表示されました。
これだけでは終わりません。
実際に仕訳が正しく登録されているか確認します。
⑤ 仕訳日記帳で確認
インポート後の仕訳日記帳を確認すると、
普通預金 110,000円 / 売上高 110,000円
摘要:ABC商事 入金
というテスト仕訳が正常に反映されました。
ここで、
日付・勘定科目・金額・摘要・税区分
などが意図した内容になっているか確認します。
CSVインポートが正常終了したからといって、
「確認作業まで自動化された」わけではありません。
最後は必ず内容を確認するようにしています。
CSVインポートが便利なのは仕訳数が多いとき
1仕訳だけなら、弥生会計へ直接入力したほうが早いでしょう。
しかし、
30仕訳、50仕訳、100仕訳……
と件数が増えてくると、1仕訳ずつ入力する作業も積み重なっていきます。
特に銀行明細のように、毎月まとまった件数が発生する場合には、CSVインポートを知っておくと入力方法の選択肢が増えます。
私自身、記帳代行の仕事をしていて感じるのですが、
「人が判断する仕事」と「パソコンに任せられる作業」を分ける
ことは非常に重要です。
CSVインポート=経理の完全自動化ではありません
ここは特にお伝えしておきたいところです。
例えば銀行明細を見ても、
「この入金は売上なのか?」
「この支払いは仕入なのか?」
「借入金の返済ではないか?」
「どの勘定科目を使うのか?」
「税区分はどうするのか?」
といった判断が必要になります。
CSVインポートは、こうした会計上の判断そのものを自動化する機能ではありません。
私が効率化したいのは、
人が判断した後の「入力作業」
です。
経理では正確性が大切です。
だからこそ、
判断すべきところは人が判断し、単純な入力作業はできるだけ効率化する。
このバランスが大切だと考えています。
「自分で入力する時間がない」という方へ
ここまでCSVインポートについて紹介してきましたが、
「CSVを作る時間もない」
「そもそも毎月の記帳自体が大変」
「本業に集中したいので経理作業を任せたい」
という方もいらっしゃると思います。
私はココナラで、個人事業主・小規模法人向けの記帳代行サービスを出品しています。
会計事務所で23年以上、記帳・仕訳確認などの実務に携わってきた経験を活かし、弥生会計やfreeeなどを使った記帳代行を行っています。
料金は現在、
1仕訳30円(税抜)
を基本としています。
「自分で効率化したい方」は、今回紹介したようなCSVインポートを活用する。
一方で、
「経理そのものに時間を使いたくない方」は、記帳代行を利用する。
どちらが正解ということではなく、ご自身の時間や仕訳量に合わせて選択するのがよいと思います。
記帳代行については、下記のサービスページで詳しくご案内しています。
個人・小規模法人向け!全丸投げOK記帳代行します|ココナラ
今後もココナラブログでは、会計実務の経験をもとに、
弥生会計・記帳代行・経理の効率化・AI活用
など、実際の仕事で役立つ内容を発信していきます。
経理作業を少しでもラクにするヒントになれば幸いです。