【福祉30年の相談帳②】親の介護が始まったら。仕事をやめる前に知ってほしい3つのこと

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コラム
「親が倒れて、介護が必要になった」
「仕事と介護、両方はもう無理かもしれない」
「会社をやめるしかないのかな」
親の介護が始まった方から、よく聞く言葉です。
私は相談支援専門員として、障がいのある方やご家族の相談を受けています。福祉の仕事は30年をこえました。家族としても、母のALSを25年以上そばで見てきました。
介護と仕事のあいだで迷ったとき、やめると決める前に知っておいてほしいことを、3つだけ書きます。
■ ① 介護休業は、通算93日まで。3回に分けて取れる
介護休業は、家族1人につき、通算93日まで休める制度です。3回まで分けて取れます。会社に制度がなくても、法律で使えます。
休んでいる間は、条件を満たせば、雇用保険から休む前の賃金のおよそ67%が「介護休業給付金」として出ます。
93日は、自分で介護を全部するための時間というより、介護サービスや家族の役割分担など「続けられる形」を整えるための時間と考えると、使いやすくなります。
■ ② 介護休暇は、1時間単位でも取れる
介護休暇は、家族が1人なら年5日、2人以上なら年10日取れます。半日や1時間単位でも取れます。
通院の付き添いや、役所での手続き、ケアマネジャーとの打ち合わせなど、「ちょっとだけ抜けたい」ときに使えます。
休んだ日の給料が出るかどうかは、会社の決まりによります。
■ ③ 会社に話す前に、「地域包括支援センター」へ
親の介護で迷ったら、まず地域包括支援センターです。全国に5,000か所以上あり、介護の相談を無料で受けてくれます。
使えるサービスや、どれくらいの介護が必要になりそうかの見通しが分かると、会社にも「何を、どのくらい休みたいか」を具体的に話せます。
■ 独りで抱え込まないで
制度を知っても、「うちの場合は、何からどの順番で?」で止まってしまう方は多いです。
そして気づいたら、介護する側の心と体が先に限界になっていることもあります。
使える制度と申請の順番を、1枚の表にしてほしい方はこちらです。
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※制度の細かい条件は、勤め先やハローワークで確かめてください。
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