被リンクの購入は本当に効果があるのか|SEOの観点からわかりやすく徹底解説してみる

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ビジネス・マーケティング
「被リンクを買ったけど、次は何をすべきか」と聞かれれば、「『被リンクを買っても効果は出ない』ということをしっかり認識することである」と僕は答える。
SEO対策について相談を受けていると、

「被リンクは買った方がいいですか?」
「安い被リンクサービスでも効果はありますか?」

と聞かれることがあります。

まず結論から先に言いますと、

安売りされているリンクには効果がない。

というのが僕こ答えです。

これらについて順次説明していきますけれども、1点だけ、予め断っておきます。

僕は単に私見を述べているにすぎず、他人様の商売を邪魔するつもりもなく、「被リンクの販売」そのものに対して批判したり、利用を控えるように呼び掛けたりするわけではありません。

例えば、医学の世界でも、ある特定の療法や手術方法もしくは、特定の薬に対して疑問を呈するお医者さんもいるでしょう。

それと同じように、僕も被リンク購入の効果に疑問を呈しているだけであることをご理解ください。


評価基準としての被リンク数

検索結果において、1位や2位などを取ることを「上位表示」とも言いますが、上位表示には、たくさんの指標が評価基準として用いられており、その一つに「被リンク」があります。

端的にいえば、

「このページは、よくほかのページに紹介されているから、きっとユーザーに役に立つコンテンツに違いない。だから評価を高くしよう」

という検索エンジン側のロジックが根底にあります。

学術的な論文の世界もそうですね。

ある論文の貢献価値はもちろん、論文の内容そのものも関係してくるのですけれども、同時に「引用された回数」も一つの評価指標とされています。

被リンクも全く同じ考え方です。

外部サイトからの被リンクは、第三者に評価されているという証なので、ランキングに影響を強く与える要素です。

被リンクの価値は何で決まるのか


しかし、被リンクは「数があればよい」というほど単純な本数ゲームではありません。

本当にすごく、すごく、ざっくりと説明すると、被リンクの価値というのは、

[1]相手のサイトの品質
[2]互いのテーマ関連性
[3]相手の発リンク数

この3つで決まります。

[1]相手のサイトの品質
言ってみれば、そのドメインの年齢(ドメインエイジ)やコンテンツの質、その分野での権威性など、サイト全体の“質”です。

論文でいえば、仮に僕が検索エンジンについて書いた論文と、ラリー・ペイジ氏(Google創業者)が書いた論文とでは、権威性はまったく違います。

当然、ペイジ氏に引用される論文と、僕に引用される書籍とでは、評価の重みも違います。

被リンクも同じで、どれくらいの評価が与えられるかは、相手サイトの品質に左右されます。

[2]互いのテーマの関連性
しかし、相手のサイトの品質が高ければそれでよいかというと、そうでもありません。

例えば、スポーツ選手が運動や健康について語れば、「専門家だから信頼できる」と受け取られるのでしょうが、

しかし、その同じ人が政治や経済、ITについて語り出したら、「いや、それは専門外でしょう」と感じるはずです。

被リンクも同じです。

SEO関連の有名サイトが「上位獲得のためにAブログは参考になる」と紹介すれば、AブログはSEOに役立つサイトとして評価されやすいけど、

でも、同じサイトが「免疫力向上のためにBブログが参考になる」と紹介しても、「本当かよ」と疑われるでしょう。

こうした判断は、ユーザーだけでなく、検索エンジンでも行われています。
これが、[2]互いのテーマの関連性の話です。

つまり、被リンクをもらっても、互いのテーマに関連性がなければ、いかに相手サイトの品質が高くても、その価値は高く評価されないのです。

[3]相手の発リンク数
では、[1]相手のサイトの品質と[2]互いのテーマの関連性を満たしていれば、被リンクの評価も高くなるのかというと、残念ながら、そう単純な話ではありません。

[3]相手の発リンク数というのが、かなり重要な要素になってきます。

発リンク数とは、そのサイトから外部に向けて出しているリンクの数です。

論文でいえば、どれくらいの文献を引用しているか、という話に近いのですが、発リンクは論文と違って、多ければ多いほど1本あたりの価値が下がります。

厳密には少し違うのですが、わかりやすく言えば、

評価100点のサイトがAサイトに1本だけリンクを出せば、Aサイトには10点の評価が与えられるとします。

しかし、AサイトとBサイトに1本ずつ、合計2本のリンクを出した場合、10点ずつ与えられるわけではありません。

10点をAとBで分けるようなイメージで、1サイトあたり5点ずつになるのです。

では、発リンクが100本ならどうでしょうか。

1,000本ならどうでしょうか。

もう、お分かりでしょう。

1本あたりに与えられる評価は、限りなく0に近づいていきます。

つまり、発リンクが多ければ多いほど、1本あたりの被リンク価値は下がるのです。

なぜ販売されている被リンクは効果がないのか

誤解を恐れずにあえて言うならば、被リンクそのものは、実は効果はあるし、本来なら、「それを買った」としても効果はあるはずです。

例えば、知り合いがすごく良いサイトを持っているとして、「リンクを貼ってよ」とお願いしたとしましょう。

本来であれば、こちらのサイトはリンクを貼ってもらえないほど、あまり品質高くないサイトですが、義理でも、パワハラでも、理由は何でもいいのですが、相手がリンクを貼ってくれたとします。

これに効果があるのかというと、あるのです。

しかも、それはお金を払っているかどうかとは関係ありません。

だから、「被リンク」は効果があるのです。

でも、安く、しかも数千円で大量に買えるリンクに、価値があると思いますか?

既に述べた通り、大量にリンクを発しているサイトでは、そのリンクの価値も限りなくゼロになることから、「買っても影響はない」ということになります。

だって、安売りしているのですよ?

しかも、機械式に、無機質に、大量に貼り付けるのだから、関連性はゼロです。

SEOのサイトから美容のサイトへ、あるいは美容のサイトから法律のサイトへ、そんなふうに節操なくリンクを貼っていて、品質が担保されるはずがありません。

こういう話をしても、

「いやいや、被リンクを大量に買えば、その中には、たまたま品質の高いリンクが混ざっていることもある」

と、頑なに現実逃避をする方もいます。

では、少し視点を変えて、サイトオーナー側の論理で考えてみましょう。

仮に、あなたがある分野で長年コツコツとブログを運営し、コンテンツ制作だけでなく、分析やリライト、記事の統合や廃止まで真面目に続けた結果、検索エンジンから高く評価されるブログを持っているとします。

そうであれば、そのサイトから出す発リンクの価値も高いはずです。

ならば、その発リンクを雑に扱うでしょうか。

リンクを貼ることはあっても、無闇に何でも貼りませんよね。

ましてや、「数十円でもくれれば、何にでもリンクを貼るよ」などとはしないでしょう。

要するに、質の高いサイトほど、発リンクは安売りしない。

そういう話なのです。

なぜ「効果があった」と言う人もいるのか


それでも、「被リンクを買ったら効果があった」と言う人はいます。

だからといって、それをすぐに「嘘だ」とか「サクラだ」と決めつけるつもりはありませんが、しかし、もう少し冷静に考えてみましょう。

例えば、ダイエット。

痩せようとする人は、オリーブオイルに置き換えたり、一駅手前で降りて歩いたり、食事を見直したり、間食を控えたり、あれこれ必死にやるわけです。

その結果として体重が減っても、それがオリーブオイルのおかげなのか、歩いたからなのか、食事を減らしたからなのかは、簡単にはわかりません。

被リンクの話も、それと同じです。

上位表示を目指す人は、被リンクの購入だけでなく、コンテンツを作り込み、リライトを行い、内部構造を整え、いろいろな改善を必死にやるはずです。

その結果として順位が上がっただけなのに、人は、わかりやすい施策ほど、「これが効いたのだ」と信じたくなるものだから、「被リンクを買ったから効いた」と思い込んでしまいます。

これが、「効果があった」と言われる理由の正体です。

被リンクの獲得は結果であり、手段ではない


結局のところ、被リンクの獲得は、上位表示と同じように、

結果であり、手段ではない

ということです。

上位表示そのものを直接つくりに行くのではなく、ユーザーにとって価値あるコンテンツを作り、その結果として評価され、順位が上がります。

被リンクも、まったく同じです。

サイト運営者としてできることは、結局のところ、日々コツコツとサイトを運営し、コンテンツを磨き続けることしかありません。

被リンクされるに値する内容を積み上げ、その結果として、外部から自然に紹介されるのを待つしかないのです。

いくら被リンクの数を増やしても、肝心のコンテンツが薄っぺらければ、ユーザーにとって何のメリットもありません。

そんなページは、当然ながらユーザーにも支持されませんし、検索エンジンにも評価されません。

だから被リンクを買っても意味はない

最後に、

なぜ、僕はここまで熱く語ったのか、

その点について、若干の説明をしてからこの記事を締めくくります。

理由は単純です。

被リンク購入の効果が、今なおもっともらしく吹聴され続けているからです。

誤解を恐れずにあえていうならば、

僕は、裏技っぽいからとか、手法がグレーもしくはブラックだからとか、そういう理由だけで反対するほど、立派なモラルの持ち主ではありません。

むしろ、そういう話は好きです。

でも、どんな裏技も、どんな抜け道も、最低限、「本当に効果がある」という事実がなければ話になりません。

被リンク購入について、僕が反対している理由は、ただ一つです。

効果がないからです。

被リンクは今でも評価対象です。

ただ、それは積み上げた結果として得られるからこそ意味があるのであって、金で買うものではありません。

だから、被リンクを買っても意味はないのです。

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