運命を感じた彼と一生添い遂げようと誓い結婚。
夫婦から時を経て家族になり、賑やかな家庭を築き、
やがて子ども達が巣立ち、再び夫婦だけの生活に戻っていきます。
でも問題が現れました。
夫と結婚を決めた時の自分と、今の自分との間にズレが生じている…。
結婚当初は一体となった価値観でスタートしたはずなのに、
いつの間にか食い違いが生まれてしまったのです。
原因は何でしょう。
大きく分けて3つ考えられます。
◎成長による価値観の変化
結婚当初は若くお互いに未熟な面もあります。
夫婦で歩みを重ねるうちに個人個人の価値観が大きく変化していったこと。
◎役割分担による意識のズレ
子育てや家事、仕事などで役割分担をしたことで、お互いの生活スタイルや考
え方にギャップが生まれてしまったこと。
◎コミュニケーション不足
お互いの内面の変化を共有し合う機会が少なく、思いが疎遠になってしまったこと。
このように、歳月を重ねるごとに避けられない変化が、夫婦の価値観のズレを
生み出してしまうのです。
大切なのは、このズレに気づき、お互いを尊重し合いながら対話を重ね、新た
な基盤を築いていくことですが…。
そうは言っても上手くいかないのが夫婦です。
お互いに一個人としての人格や個性が確立されているため、価値観のズレを
受け入れ、新たな基盤を築くことは容易ではありません。
長年連れ添った夫婦だからこそ、お互いの考え方や生き方に固執し、妥協は
難しいものがあります。
自分の信念を曲げることなく、相手の意見を受け入れがたいという心理的な壁
に阻まれてしまうのです。
加えて、歳を重ねるごとに習慣やクセも強くなり、自分の常識から逸脱した
行動は取りづらくなっていきます。
価値観を変えるには、そうした長年の癖を改める必要がありますが、なかなか
踏み切れないものです。
さらに、夫婦という関係性の特殊さも影響しているかもしれません。
プライドの高ささえ災いして、互いに主張をし合い、平行線のまま話が
膠着してしまいがちです。
ですので、価値観のズレへの対処は容易ではありませんが、夫婦の絆を大切に
するなら、お互いの人格を尊重しつつ、譲歩を重ねる姿勢が不可欠なのかもし
れません。