病気ひとつしない末娘スエコが遠い沖縄で病気になり、泣きながら連絡してきた話を書きました。その続きです。
連絡してきた2日後には、ずいぶん良くなったと連絡がありました。
それをきいてほっとしたのはもちろんですが「だったら無理に行かなくてもいいのではないか……」と思ったのも事実です。
沖縄は遠い。
連休もあり、混むだろう。
こちらにもいろいろと予定がある。
しかし行きました。
絶対に行った方がいいと、だれかが(なにかが)私の耳の側でささやいているようでした。
遠路はるばる行って、スエコのアパートに着きました。
スエコの顔を見ると、やはり来るべきだったと感じました。
エアコンが壊れているので、座っていても汗が流れます。
着いたのが夜の9時過ぎだったので、シャワーを浴びて寝ました。
娘は防犯のため、窓を閉め切っています。
暑くて眠れません。
これは病気になるはずです。
聞けば7月の台風で室外機が倒れてそれからエアコンが効かなくなったようです。
ネットで調べたエアコン業者に見てもらうと「ガスが抜けているので、買い替えなくてはならないだろう、20万くらいかかる」と言われて直せなかったと言います。
エアコンは部屋の備品なのだから不動産会社にいえばいいのですが、娘はそのようなことはわからず暑さに耐えていたそうでした。
次の日さっそく不動産会社と連絡をとり、すぐに来てもらいました。
スエコは台風で室外機が倒れた画像を残していたので、保険で対応してもらえました。
次の日にはエアコンごと新しいものに取り換えていただきました。
部屋の掃除をし、風呂掃除、冷蔵庫の整理、冷凍庫の霜取りをして不要な段ボールをくくりました。
スエコは申し訳なさそうに寝ていました。
「これは捨ててもいいもの?」
スエコに確認しながらゴミの分別をしました。
2日ですっかり部屋は綺麗で快適になりました。
スエコの体力も戻ってきたようでした。
部屋のあちこちに不要なモノ、ゴミがたまっていましたが、
スエコなりに、きれいに暮らそうと頑張っていたのでしょう。
息子たちの部屋を見ていますので、本当に汚い部屋とはどのような部屋なのか、私は知っています。
狭い部屋なので、片付ければすぐに綺麗になります。
冷凍庫で霜だらけになっている肉と野菜室で干からびかけている野菜を使って、料理を作りました。
「美味しい!」と喜んで食べます。
自分で作った料理よりも、作ってもらった料理がおいしく感じるのだと思います。
食べて育った母の味だからなおさらなのでしょう。
買い物に行って、冷蔵庫に入りきらないほど食料品を買い、日用品も買いました。
空港まで送ってもらい、淋しそうな娘の頭をなでて「頑張るのよ」と言い残して沖縄を後にしました。5日間の滞在でした。
疲れました。
でも、行ってよかったです。
22歳になった娘にも、まだしてやれることがありました。
もうすぐ私の手助けは要らなくなるでしょう。
55歳の生きる知恵は、まだ役に立ちそうです。
あと20年くらいしたら、反対に私が助けてもらうかもしれません。