見にきてくださりありがとうございます。
ここでは、ロシアバレエ留学→海外バレエ団就活→ツアーカンパニー→国立バレエ団→現役引退→バレエ留学生コンサルティングでの経験をもとに、私の思いを綴ります。
📝noteブログ
個人的体験談やバレエとの向き合い方、カザフスタンのバレエ事情、バレエ学校とバレエ団情報など
《 seikaバレリーナのひとりごと》で検索🔍
✨YouTubeチャンネル
《 元バレリーナの自分い甘い生活 》で検索🔍
先日、YouTubeのライブ配信にてこんなご質問をいただきました。
"舞台前に緊張して、回転などが怖くなってしまいます。seikaさんは舞台前に緊張しますか?"
ライブ中にお返事させてもらったのですが、上手くお答えできなかったなぁ、とちょっと反省しているので、こちらで文章にして残しておこうと思います☺️
私はどちらかというと緊張しやすいタイプでした。
特に現役最後の数年は、過剰な責任感と、ヘルニアで思うように動かない自分の体が心配で、ギリギリまで舞台裏で汗だくになる程確認をしてから舞台に出る、ということが多かったです。
緊張はしないに越したことありませんが、大勢の観客の前で一発勝負をするのですから、緊張して当たり前です。
そして緊張というのは、今までの努力の証と言えると思います。
今までの努力が実ってほしいと願うから緊張するのです。
なーんにも努力していない人がいきなり緊張することってないでしょう?
だって緊張使用がありませんもの。
かといって、全く緊張しない人が努力をしていないかというと、決してそうではない。
結局のところ、その人の性格によって緊張しにくい人、しやすい人がいるのです。
ただ緊張って、ドキドキワクワクなポジティブな緊張と、成果を出せるかという不安から来る緊張、という風に種類がありますよね。
どうせ緊張するならポジティブな緊張が良いけど、バレエという厳しい世界にいると、自分で自分を励ましたり、応援したり、ということが難しくなってくることもあります。
不安や心配から緊張してしまった時に、どう対処したら良いのか…
ここで、舞台数おおよそ1000回を経験した私からアドバイス…というよりご提案。
まずは、想像してみてください。
友人が自分の出番を前に緊張しています。
彼女は、ラストのピルエットを上手く回り切れるかどうか心配しているようです。
あなたは、彼女が今まで何十回も何百回も何千回もピルエットの練習をして、研究をして、努力をしている姿を見てきました。
上手くいかなくて涙したり、転んでしまったり、怪我をしたりと苦しんでいる時もありました。
そんな彼女に、あなたはどんな言葉をかけますか?
「本番って緊張するよね。でもさ、あなたあんだけ練習してきたじゃない!だからきっと大丈夫!楽しんで!」
こんなふうに、優しいエールを送る方がほとんどではないでしょうか?
これと全く同じことを、自分自身にするのです。
次は自分が舞台前に緊張していると想像してください。
まずは、緊張している自分を受け入れてみてください。
緊張するな、ドキドキするな、と自分を追い込まないことです。
だって緊張して当たり前なんだから。
自分が緊張していると感じた時に、それを止めようとするのではなくて
「あ、私緊張してるなぁ」と、ただただ認めるのです。
そして、どうして緊張しているか考えてみましょう。
まるで他人に聞くかのように、自分に聞いてみてください。
そんなことをしているうちに、ちょっと冷静になることができます。
そしてもし、回転回り切れるだろうか、リフトは上手くいくだろうか、先生の注意ちゃんとできるだろうか、などと不安や心配を感じたら、
「いやいや!私、今まであんなに頑張ってきたじゃない!」
とこれまで自分がしてきた努力を自分で認めてあげてほしいのです。
だってそうでしょう?
今まであれだけ汗水流して練習してきた自分のことをすっかり忘れて、上手く踊れるかどうか不安に苛まれるなんて!
今まで頑張ってきた自分を全否定していると同じことです。
そんなの、頑張ってきた自分に敬意がなさすぎると思いませんか。
今までの努力でできたことはもう絶対にできるのですから、不安に思うことはありません。
不安で緊張してもこんな風に、頑張ってきた自分をふと思い出せば
「あ、私はやることやってきた」と気がつくことができるはずです。
そこに気が付けばもうこっちのモンですよ。
あとは踊ることを楽しむだけですからね。
緊張、不安や怖さを感じることは悪いことではありません。
それらを感じた自分を、自分自身がどう捉えるかが重要だと思うのです。
その捉え方次第で、楽しめるかどうかが変わってくるはずです。
seika