💬「結婚はしたいんです。でも子どもは欲しいと思っていなくて。婚活だとそれを言った瞬間に空気が変わる気がして、どこまで正直に話していいのか分からなくなっています」
この「空気が変わる気がして」という感覚、アラフォーの方から本当によく聞きます。
結婚したい気持ちと、子どもを望まない気持ち。この二つは、まったく矛盾していないんですよね。ただ、婚活の場では少し説明が必要になる場面が出てきます。
リアルな話をすると、伝え方と相手の選び方で、見える景色はかなり変わるんです。今回はその話をしていきたいと思います。
第一章:「子どもは欲しくない」と感じたとき、婚活で起きる現実
まず正直にお伝えすると、婚活では年代にもよりますが「結婚したら子どもを持ちたい」と考えている人が一定数います。特に、プロフィールで子どもを希望するかどうかを確認できる結婚相談所では、この点が相手選びに影響することもあるんですよね。
そのため、子どもを望まないことを伝えた結果、お見合いの申し込みが減ったり、交際に進みにくくなったりする可能性はあります。
これを聞くと、やっぱり言わないほうがいいのかな、と思ってしまうかもしれません。
でも、ここで考えてほしいのは、相手に選ばれることだけを優先して、自分の希望を隠す必要があるのかということです。
たとえば、相手が「結婚したら子どもが欲しい」と考えていて、自分は「子どもを持たずに二人で暮らしたい」と考えている。この場合、どちらかが我慢すれば解決するとは限りません。
子どもを持つかどうかは、結婚後の生活を大きく左右する問題です。お互いにとって大切な希望だからこそ、簡単に妥協できないこともありますよね。
だから、考え方が合わない相手と交際に進まなかったとしても、それだけで婚活が失敗したわけではありません。結婚後に大きなすれ違いが起きる可能性を、早い段階で確認できたとも考えられるんです。
もちろん、将来の気持ちが変わる人もいるでしょう。ただ、それは本人にしか分からないことです。今の自分が子どもを望んでいないのであれば、相手の期待に合わせて曖昧にする必要はありません。
ここで気をつけたいのが、相手が「今はそう言っているだけで、結婚したら考えが変わるかもしれない」と期待したまま交際を続けることです。
最初はお互いに好意があっても、真剣交際に進んだあとで子どもの話が再び出てきて、そこで初めて考え方の違いが明確になる。そうなると、気持ちが深まったぶん、別れを決断するのもつらくなってしまいます。
子どもを望まないこと自体に、後ろめたさを感じる必要はありません。ただし、相手が「いつか気が変わるだろう」と期待していないかは、きちんと確認しておきたいところです。
ここだけの話、婚活では相手に好かれたい気持ちが強くなるほど、自分にとって大切なことまで言い出しにくくなってしまうんですよね。
でも、結婚はお相手に選んでもらうことだけが目的ではありません。自分自身も、この人となら望む生活を送れそうかを考えて、相手を選ぶ立場なんです。
子どもを持たない人生を望む理由は、人によって違います。パートナーと二人の時間を大切にしたい人もいれば、仕事や趣味、自分らしい暮らしを大切にしたい人もいるでしょう。
どんな理由であっても、自分の人生について考えたうえで出した希望なら、無理に周囲の価値観に合わせなくていいんです。
大切なのは、子どもを望まない自分を否定することではなく、その希望を理解してくれる相手と出会うために、どう婚活を進めていくかを考えることだと思います。
第二章:お相手への伝え方。タイミングと言葉で気をつけたいこと
では、子どもを望まないことは、いつ、どのように伝えればいいのか?
今現在、本当に子どもを望んでいないのであれば、まずはプロフィールの「結婚後の子どもは?」という項目で、「希望しない」を選択しておきましょう。
ただし、プロフィールに記載していても、「もしかしたら気持ちが変わるかもしれない。とりあえず会ってみよう」と考える人もいます。
つまり、お見合いが成立したからといって、相手があなたの希望を理解し、納得してくれているとは限らないんです。
だからこそ、お見合いの段階で、言葉でもお互いの考えを確認しておくことが大切です。
結婚相談所以外で出会った場合も、マッチングアプリや知人からの紹介などで、結婚を意識した話が出てきたタイミングで伝えるのが自然だと思います。相手の気持ちが深まってから打ち明けるよりも、早い段階でお互いの希望を共有しておくほうが、無理のない関係を築きやすくなります。
では、具体的にどんな言葉で伝えればいいのでしょうか。
たとえば、「私は子どもを持つことを希望していなくて、結婚後はパートナーと二人で過ごす時間や生活を大切にしたいと思っています」という伝え方があります。
単に「子どもは欲しくありません」と伝えるだけではなく、自分がどんな結婚生活を望んでいるのかも添えるんです。
こうすると、子どもを望まないという事実だけでなく、自分が結婚に何を求めているのかも相手に伝わります。
もちろん、無理に理由をきれいに説明する必要はありません。自分の考えをまだ言葉にしきれていないなら、「今のところ、子どもを持つことは考えていません。結婚後は二人の生活を大切にしたいと思っています」と伝える方法もあります。
ただし、本心では子どもを望んでいないのに、相手に嫌われたくないからと「まだ分からない」と曖昧にするのは避けたいところです。相手が将来の可能性に期待してしまうと、あとで話し合いが難しくなることがあるからです。
伝えるときは、相手に申し訳なさそうに謝る必要はありません。自分の希望を落ち着いて説明し、相手がどう考えているのかも聞くことが大切です。
それから、相手に伝えたあとの反応も見てほしいんです。
すぐに賛成してくれたからといって、必ずしも本心から納得しているとは限りません。反対に、少し考える時間が欲しいと言われたからといって、その場で脈がないと決めつける必要もありません。
大切なのは、お互いの考えを率直に話せるかどうかです。
「子どもが欲しいと思っているのか」「欲しい場合、どんな理由があるのか」「子どもを持たない結婚生活をどう考えるのか」。こうした話を一方的に押しつけるのではなく、お互いに確認していく姿勢が必要なんですよね。
自分の希望を伝えるのは、勇気がいることだと思います。でも、最初から正直に話したことで離れていく相手がいたとしても、それはあなたの価値が低いという意味ではありません。
自分の希望を大切にしながら、相手の希望も尊重できる関係を探していきましょう。
第三章:子どもを望まない自分と、合う相手をどう見極めるか
自分の考えを伝えたあと、次に大切になるのが、お相手の本心を見極めることです。
子どもを望まないという希望を伝えて、相手が「分かったよ」と言ってくれた。これなら大丈夫だと思いたくなりますよね。
ただ、ここで少し考えてほしいことがあります。
相手が本当に子どもを持たない人生を望んでいるのか、それとも、あなたと結婚したいから今は受け入れようとしているのか。この違いは、できるだけ確認しておきたいんです。
たとえば、相手が「本当は子どもが欲しいけれど、君が望まないなら仕方ない」と話している場合、今は納得しているように見えても、結婚後に気持ちが変わる可能性があります。
もちろん、人の気持ちが将来どうなるかを完全に予測することはできません。ただ、最初から大きな希望の違いがあるなら、その違いをどう受け止めているのか、時間をかけて話し合うことはできます。
一方で、「二人で好きな場所に旅行したい」「仕事や趣味を大切にしながら暮らしたい」「夫婦で協力して、自分たちらしい生活を築きたい」といった話が自然に出てくる相手なら、子どもがいない結婚生活について具体的に考えている可能性があります。
もちろん、こうした言葉が出てくるだけで、本心から納得していると断定することはできません。大切なのは、一度の返事だけで判断せず、会話を重ねながら確認することです。
また、二人の間で考え方が一致していても、家族からの期待については別に考える必要があります。
たとえば、相手の親が孫を望んでいる場合、本人は子どもを持たないことに納得していても、家族からの言葉に影響されるかもしれません。
だからといって、交際の初期から相手の親の考えをすべて確認しなければいけない、ということではありません。ただ、結婚を具体的に考える段階になったら、親からの期待があった場合にどう対応するのか、話し合っておくと安心です。
「親が孫を望んでいたら、どうするつもり?」「自分たちの希望と親の考えが違ったとき、どう向き合いたい?」といった話は、少し聞きにくいかもしれません。でも、結婚後の生活を考えるなら、大切な確認事項なんですよね。
そして、もうひとつ忘れないでほしいことがあります。それは、子どもを望まないという一点だけで相手を判断するのではなく、ほかの価値観や相性も確認することです。
子どもを持たないという希望が一致していても、お金の使い方や住む場所、仕事への考え方、家事の分担などが大きく違えば、結婚後に別の悩みが生まれることもあります。
子どもを持たないという希望に理解があることは大切ですが、それだけで結婚相手として十分とは限りません。二人の希望が一致しているかに加えて、違いが出たときに話し合える相手かどうかも見てほしいんです。
婚活では、希望が合う相手を見つけることに意識が向きがちです。でも、結婚生活では、最初からすべてが一致していることよりも、違いをどう乗り越えていけるかが大切になる場面もあります。
自分の希望を理解してくれること。そして、相手も自分の考えを率直に話してくれること。その両方がそろっているかを、焦らず見極めていきましょう。
まとめ
結婚したい気持ちと、子どもを望まない気持ちは、矛盾していません。婚活で自分の希望を伝えるのは勇気がいることですが、相手に合わせるために本音を隠し続ける必要はないんです。
早めに自分の考えを伝え、お相手の本心や結婚後の生活について話し合うこと。そして、自分の希望も相手の希望も大切にできる関係なのかを見極めること。
周りの価値観に合わせるのではなく、自分がどんな結婚生活を送りたいのかを大切にしてほしいと思います。