親の介護をしながら婚活している。その両立の難しさと、前に進むための考え方

親の介護をしながら婚活している。その両立の難しさと、前に進むための考え方

記事
コラム
💬「親の介護をしながら婚活しているんですが、正直どちらも中途半端になっている気がして。デートの約束をしても急にキャンセルしないといけないこともあるし、相手にこんな状況を知ったら引かれるんじゃないかって、なかなか正直に話せなくて」

この「どちらも中途半端」という言葉に、すごく重いものを感じるんですよね。

介護をしている人が婚活をすることへの罪悪感、相手に負担をかけることへの申し訳なさ、それでも自分の幸せを諦めたくないという気持ち。

これらが同時に存在することの苦しさは、経験した人にしか分からないものがあると思います。

今回はその両立の難しさと、前に進むための考え方について、丁寧にお話していきたいと思います。

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第一章:介護と婚活を同時に抱えることの、特有の苦しさ


親の介護をしながら婚活するという状況は、どちらかひとつでも大変なことが、同時に重なっている状態です。その苦しさには、いくつかの特有のものがあります。

まず多いのが、時間とエネルギーの分散による消耗です。介護は、体力だけでなく精神的なエネルギーも大きく使います。

その状態で婚活にも向き合おうとすると、どちらにも十分な気力を注げないような感覚になってしまうことがあるんです。

デートの準備をしていても、親のことが頭から離れない。介護をしていても、婚活のことが気になってしまう。この分散した状態が続くと、じわじわと消耗していきます。

次に出てくるのが、相手に打ち明けることへの恐怖です。介護をしていることを話したら、「大変そうだな」と引かれるんじゃないか、将来的に自分の親の面倒も見ないといけないのかと思われるんじゃないか。

こうした不安から、なかなか正直に話せないまま関係を進めてしまうことがあります。でも、隠したまま関係が深まっていくと、後から話すことがさらに難しくなってしまうんですよね。

そして一番深いところにあるのが、「介護をしている自分が婚活していいのか」という問いです。親のことを優先しなければいけないのに、自分の幸せを求めることへの罪悪感。特に一人で介護を担っている方ほど、この感覚が強くなることがあります。

介護と婚活を同時に抱えることの苦しさは、時間とエネルギーの消耗、相手に打ち明けることへの恐怖、そして自分が婚活していいのかという罪悪感という三つが重なり合っています。
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相談を受けていてはっきりお伝えしたいのは、介護をしていても婚活していいということです。自分の幸せを求めることは、介護を手抜きすることとは違いますから。

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第二章:介護があることを、相手にどう伝えるか


介護をしていることを婚活相手にどう伝えるか、これは多くの方が悩む部分ではないでしょうか。まず大切にしてほしいのが、最初から全部話す必要はないということです。

初対面の場で「実は親の介護をしていて」と話すことは、相手にとっても受け取る準備ができていない段階で大きな情報を伝えることになります。

まずはお互いをよく知っていく時間を大切にして、関係が深まってきたタイミングで自然に話していくことが、現実的な選択だと思っています。

ただ、デートのキャンセルや予定変更が生じる可能性がある場合は、ある程度早い段階で「家族の事情で急に予定が変わることがあるかもしれない」という程度のことは伝えておいた方が、相手も戸惑いにくくなります。

詳細を話す前に、こうした前置きをしておくことが、関係を守ることにつながることがあるんですよね。

伝え方としては、「介護があるので大変な状況です」という重さを前面に出すより、「親のサポートをしながら、自分の人生も大切にしていきたいと思っています」という言い方の方が、相手に受け取ってもらいやすいのではないでしょうか。

事実を伝えながらも、前向きな姿勢を見せることが、相手の印象を大きく変えることがあります。

介護していることを伝えるタイミングは、関係が深まってからが自然です。ただ、予定変更の可能性は早めに伝えておくことで、相手も理解しやすくなります。

伝え方は「大変な状況」より「自分の人生も大切にしたい」という前向きな姿勢を見せることが大切です。

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そして、介護の状況を話して相手が離れていくなら、それはその人との縁がなかっただけのことです。介護という現実を含めて受け止めてくれる相手こそ、長く一緒に歩んでいける人だと思っています。

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第三章:介護をしながら、婚活を続けていくために


介護と婚活の両立は、無理なく続けていくための工夫が必要だと感じています。まず意識してほしいのが、完璧を求めないということです。

介護も婚活も、どちらも100%の力でやろうとすると、必ずどこかで限界が来てしまいます。介護の日と婚活の日を分けてみる、デートの頻度を無理のないペースに調整する。

こうした小さな工夫が、長く続けていくための条件になります。婚活を頑張りすぎて介護に支障が出ることも、介護を理由に婚活を完全に止めてしまうことも、どちらも自分にとって良くないことだと思うんですよね。

次に大切にしてほしいのが、自分が婚活している理由を、もう一度確認してみることです。

介護という大変な状況の中でも婚活したいと思っているのは、一人で抱えることへの限界を感じているからかもしれない、誰かと一緒に歩んでいきたいという気持ちが強いからかもしれない。

その理由が明確になっていると、しんどい時期も続けていく力になることがあります。

介護と婚活の両立には、完璧を求めないこと、自分が婚活する理由を明確にしておくことという二つが、長く続けていくための大切な土台になります。

そして、介護という経験を持っていることは、婚活において弱みではないと思っています。人を思いやる力、困難な状況でも前を向く力、家族を大切にする姿勢。

これらは、介護を経験しているからこそ育まれているものです。その経験があるからこそ、本当に大切なものが分かる人間になっているのではないでしょうか。

婚活のリアルで、介護をしながら婚活を続けて、素晴らしい出会いをされた方を見てきました。

介護をしていることを正直に話した上で、「一緒に支え合っていきたい」と言ってくれる相手と出会えたとき、その関係はとても強いものになっていくことが多いんです。長年婚活を見てきて、本当にそう感じています。

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まとめ


介護をしながら婚活することへの罪悪感を、手放してほしいと思います。自分の幸せを求めることは、介護を手抜きすることとは違いますから。

完璧を求めず、無理のないペースで続けていくこと。介護の状況を、適切なタイミングで誠実に伝えていくこと。その姿勢を持って進んでいける相手との縁が、きっとあると思っています。

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