「あ、ありさんはこんでる!」
朝早くからプリントを作った昨日。16時前にRtとGnのお勉強が終わって。Hrが来るまでの20分ぐらい横になろうかな。そー思って休んでいた2階のベッド。Gn(年中さん)とRtの声が聞こえてきた。
Rt(小6兄)は、昨日。じゃがりこチャレンジでゲットしたご褒美のお菓子10個をもらって帰った。教室を出際にGnはRtから「パイの実」の箱をもらっていた。
「ありさんが・・・」とかなんとか聞こえてきていたけれど、とにかく休みたくて目をつむった。車の扉が閉まる音。車の動き出す音。
教室に入ってきたHr(小6)が「Rtは?」と言った。「もー帰ったよ」とセンセ。「あのな、玄関とこパイの実ぐちゃぐちゃでたくさん落ちてて、それにアリが群がってた。ポッキーの袋も散らばってた。」
さて、どーするかなぁ。しばらく思案したが電話をかけることにした。
「・・・という訳で、GnとRtとお母さんとでお片付けしに来られませんか。私もお手伝いしますからインターフォン鳴らしてください。」
Hrとお勉強していたら、外でぐずるGnの声。「なんか来たな」とHrが外を見る。台所へポリ袋を取りに行こうとして席を立ったときにふと思いついた。「Hrもお片付け手伝ってくれたら素敵じゃない?嫌?」ピンポンが鳴る。「はーい」。玄関へ出ようとしたらHrがもう靴を履いている。
出てみると、門扉の外。インターフォンの近くでぐずっているGn。箒と塵取りをもっているお母さん。ふてくされ顔で立っているRt。
「Gnがパイの実あげたからありさん。喜んでる。あとはお片付けしよう。センセもお手伝いする。Hrちゃんもお手伝いしてくれるって。」そー言ってもぐずるGn。2本箒を持ってるお母さん。掃除を始めた。「パイの実あげたからありさん喜んだやろ?」「Gnもお掃除する?」と笑顔になったお母さん。「ほらGnも」。それでやっとニコニコ顔。きれいになってお母さんが掃除をやめても箒を離さないGn。うれしそうな顔で私を見るお母さん。
「あ、これなんや」とポッキーの袋を指さしてわざと大きな声で言うセンセ。「Rt。拾ってこの袋にいれヤ」「最後の1本Gnにあげただけやもン」「Hrも手伝ってくれてるやン」「あ、ありがとうございます」と言ってポッキーの袋を拾うRt。「ちゃんと片づけたから、またじゃがりこ券あげるな!」「最後の1本あげただけやもン!」
「ありがとうございました」とお母さん。不機嫌Rtはまだぐずぐず言ってたけれど「じゃ。Hrちゃんとお勉強ありますから失礼します。」
教室に戻って、やっと理解した。そーか。最後の1本をGnにあげただけだったか!思い込みは怖い。ちゃんと聞こえないのである。
電話してRtに謝った。
私は「子どもの味方」のつもりでいるが失敗する。「子どもの味方」でいてよかったと思う。もし私がすぐに叱責に走る私だったら、取り返しがつかなかったかもしれないではないか。
1つずつ教えなければならない。「お片付け」はできたが「お菓子はありさんにはあげない」「ありさんが怖い人もいるから気を付けなければならない」などなど。今回は伝えられなかったけれど1つずつ教えなければならない。ジェントルに言ったから伝える「芽」が残った。
「子どもに罪はない」と小学校教員だった義母は言う。
「大人にも罪はない」と私は思う。
どんなに立派な大人でも、もらったお菓子を蟻にあげることを予見して、あらかじめジェントルに教え諭すことができる人はいるだろうか!
みんなで1つずつ進んでいくのがいい。<私>はそー思うのだ。