中3物語/いまどきの子どもたち。いまどきのかーちゃんたち。

中3物語/いまどきの子どもたち。いまどきのかーちゃんたち。

記事
学び
1.いまどきの子どもたち

 私が子どもだった頃も「受験地獄」という言葉があった。私が子どもだった頃もそれなりなかなか厳しい時代だった。
 子どもの権利条約とか、自己肯定感とか。そんなことが言われている現在。子どもたちもそれなりに幸せに生活していてもよさそうなものだがどうだろう。

 でも、言葉にできない《切迫感》や《不安》や《無力感》が支配的だ。

 生まれたとき。赤ちゃんだったとき。子どもはのびのびしていたはず。もちろん小さい頃は自我も未発達だから、思春期や青年期とは単純には比べられない。でも「文化」に毒される前は、たとえ現代においてでも、子どもたちは基本的にはのびのびしているのではないか。


2.文化と子どもたち

 お侍さんの時代。武家の子どもたちは「父上」「母上」を尊敬した。それは時代劇の世界だけの話で、もしかしたら私たちはテレビの見すぎかもしれない。
 昭和の戦争の時代。「ほしがりません勝つまでは」。不幸な時代ではあったが、一般の子どもたちは《悩ん》ではいなかったのではないかと思う。そのころの不幸は現代日本の不幸とは違っていると言える。

 つまり言いたいことは、ある一定の規律や価値観が社会全体に支配的であるとき、子どもたちはあまり《悩ま》ないのではないか。


3.現代文化と子どもたち

 世界はまだ混乱している。というより世界はこれからも混乱し続けるのが運命なのだろう。現代日本にもどうしようもない不幸はあるのだが、過去と比べてみるとはるかに豊かで自由な世の中になったはずだ。

 虹の色が7色であるというのは科学的には根拠がないという。太陽光のスペクトルは連続していて、虹に明確な色の境界があるわけではないそうだ。アメリカでは6色。沖縄地方では2色。中国では古くは5色とされていたらしい。「虹の色が何色に見えるのかは、科学の問題ではなく、文化の問題である。( Wikipediaより )」大人が7色だと教えたから7なのである。

 現代日本の文化。子どもたちを<不幸>へ追いやっていないだろうか。
豊かで自由にはなっても《文化》はなかなか抜けない。豊かで自由になったから故の《苦しみ》ではないか。古い《文化》から抜け出ることで
《苦しみ》から自由になれるのではないか。


4.いまどきのかーちゃんたち

 賢くなってきているかーちゃんたち。《目が覚めた》かーちゃんたちが増えている気がする。現代日本の文化が何かおかしいと気づき始めている。しかし具体的な方法がわからないでいる方も、とても多いのではないかと思われる。

 気づいているなら《罪》を重ねないようにするのがいい。

 と言われてもむずかしいこと。子どもだって同じで「勉強しなさい」「好きになりなさい」と言われたってすぐに勉強できるものではない。10数年かかってできてきた《人格》。30年40年もかかってできてきた《人格》。簡単にはできるものではない。「子どもの思うようにさせてあげたい」とは思っていてもそう簡単にはいかない。だけど、《行為》できるところまでいかなくとも《自覚》しただけで充分に合格点だとも思う。

 「こんにちは!」とR太は大きな声で挨拶できる。そしてそれから、開いていたドアを閉めてから席に着く。開いていたものは開けておく。閉まっていたものはちゃんと閉める。これって結構むずかしいことなんだ。自分の思いがあるから。かーちゃん。自分でやってみるとわかる。私だって虹はどうしたって2色には見えない。《文化》から抜けるってホントにたいへんなことなんだ。


5.<啓蒙>と《啓蒙》。<正しいこと>。

 《啓蒙》されることは多い。けれども、私が<啓蒙>したいと思っているのでもない。すべて《あなた》の段取りで進んでほしい。<正しいこと>があってそれを模倣する、というのではない。《自分》で建設したらいい。大人も子どもも。そうでないとこの多様で変化の大きい世界から取り残されることになる。そういう時代なんだと思う。新しい文化が構築されなければならないと思う。


6.《黄金律》

 「イライラ」「しかめっ面」の時代は終わり!《黄金律》の時代だ。《負》の影響。子どもたちの姿の上に、私ははっきり見えてしまいます。みなさんそれぞれにご自分の《黄金律》を開拓してくださいね。

 路傍の花にも啓蒙されることがある。踏みにじりたくなるのではなく他者を尊敬する気持ちになれるように、子どもたちを育てましょう。


 豊かなものに触れさせてあげてください。
 あなたが豊かになってください。
 私たちが豊かになりましょう。


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