中3物語/ほいほいの魔法の畑 第18話/自由の上にいる「みんな」編

中3物語/ほいほいの魔法の畑 第18話/自由の上にいる「みんな」編

記事
学び
2022年9月20日
学習塾リバティ 木村友彦

 ヤクルトの村上選手。5打席連続ホームランには技術の裏付けがある。
 「善とは一言にていえば人格の実現である(西田幾多郎)」。
 こんなことを言っちゃっても怖くないんだ。闇の中の航海を導く星のように<自由>という言葉が「みんな」を照らしている。

 ぼーちゃん。「在宅学習」で今日も方程式文章題18問を解き上げた。
 ランパート。「自分探しの旅に出ます」と言って自分に向き合い始めた。だれにでも「さなぎの時期」があるって河合隼雄が書いていた。
 チャンジャやろー。「中学の洗礼」受けてるけど自分に嘘ついてない。
 CAT。かーちゃんと話して<自由>が深まりそうな予感ムンムン。
 にんじん君。受験と自分。ちゃんと実行し始めているはず。そーいうヤツなんだ。あいつは。嬉。
 そう。今日だけでホームラン5本。まだまだある。
 ミルクティ。「相似と線分比」のプリント自分で開いたよ。小4だよ。
 タピオカ。「小学ハイレベルテスト」に挑戦するんだ。
 ゲーム男。小さいときからのとーちゃんの教育でしっかり自立してる。
 たこやき。自分が見えてきて「態度」がデカくなってきた。褒め言葉。
 カメさん。英語に魅せられてがんばってる。自分のこと一生懸命。
 H。自分を通そうとしてる。センセに見守られてる。
 K。楽しい。解り始めた。先が楽しみ。
 R。この夏から来はじめたけどリバティにもうピッタリはまってる。
 TMA。本来の勝ち気が出る。入塾1年。中間テストで勉強しそう。

 リバティでは、こんなん当たり前なんだ。でももし<自由>でないと花が開かない。ノイズがあると開かないんだ。子どもたちは嘘がわかる。
 考えてみると判る。高校受験は「壁」だけどノイズは発していない。ノイズは大人が発してるんだ。壁を上手に使って<自由>を導くことができる。壁がないと教育にならない。私自身まだ下手くそだけどね。
 でも、そこをはき違えている輩が多い。壁を作ることが教育だと考える人たち。壁を作ったらノイズが入ってしまう。たとえ100点取れても、くたびれちゃう教育はダメなんだ。たとえ100点取れても、傷だらけの教育はダメなんだ。300点も400点もほしがる子どもを育てたい。
 生まれたばかりの赤ん坊は真っ白。可能性をすべて持ってる。開くも殺すも大人次第だ。生まれ持ったハンデが存在することを否定しない。けれどハンデを克服する方法も<自由>だと忘れてはいけない。

 西田幾多郎の言葉をちゃんと私は理解しているわけではない。言葉を勝手にもらったんだ。私自身が自分で感じる<自由>をその言葉の上に投げかけてる。これでいいんだと思ってる。

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