時計史に大きな転換点が訪れた。自身も熱心なダイバーであり、水中探索の可能性を誰よりも早く見据えていた当時のブランパンCEO、ジャン=ジャック・フィスターの類まれなリーダーシップのもと、現在のダイバーズウオッチの礎となる「フィフティ ファゾムス」が製品化された。同モデルはロック可能な回転ベゼル、高い防水性能、夜光塗料を塗布したコントラストの効いた文字盤、耐磁性プロテクションなど、革新的な要素を数多く実装。これらの機能はプロの潜水士に認められ、今日においても「フィフティ ファゾムス」コレクションの核心をなす要素であり続けている。
今回、ファーストモデルの正統派後継機である「フィフティ ファゾムス オートマティック」に38mmモデルが加わることが発表され、既存の45mm、42mmと合わせて計3サイズでのコレクション展開となった。一般的に40mm以上の時計は大きく、男性的な印象が強い。一方で38mmは腕の細い男性から女性にも自然に馴染み、腕時計に控えめな存在感を求める人にとって理想的なサイズとなっている。ブランパンもこのサイズを特定の性別に限定せず着用してもらうことを想定し、どんな腕元でもその美しいフォルムを損なわないよう、プロポーションを緻密に再設計。これによって38mmの「フィフティ ファゾムス オートマティック」は、誰もが選びやすく、身につけられるダイバーズにまとめられている。
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最新作となる38mmモデルのバリエーションとして、キャラクターの異なる複数のモデルが用意された。ひとつはポリッシュ仕上げのステンレススチールケースに、ブラックの文字盤とブラックのベゼルを組み合わせたモデル。次に、サテン仕上げのグレード23チタンケースにブルーの文字盤とベゼルを組み合わせたモデル。さらに最もラグジュアリーなバリエーションとして、サテン仕上げの18Kレッドゴールドケースにブルーの文字盤とベゼルの組み合わせが登場。いずれもドーム型のサファイアクリスタル製インサートを備えた逆回転防止ベゼルを搭載しており、サンバースト仕上げの文字盤にはアラビア数字とトライアングルのコンビネーションとなるインデックスをレイアウト。このインデックスには蓄光加工が施されており、暗所における視認性も十分確保している。
今回発表された38mmモデルを駆動させるのは、ブランパン自社製造の自動巻きムーブメント、「キャリバー1150」だ。毎秒6ビートの同ムーブメントは、100時間のロングパワーリザーブを誇り、シリコン製ヒゲゼンマイによって優れた耐磁性も実現している。また1953年発表のファーストモデルのデザインからインスパイアされたNACコーティングを施した18Kゴールド製ローターを備え、仕上げにもブランパンらしい細部に至るこだわりが行き届いている。なおサファイアクリスタルがセットされたねじ込み式のケースバックからは、優雅かつ正確に時を刻み続ける「キャリバー1150」が鑑賞可能だ。
また、トロピックラバー、セイルキャンバス、NATOタイプの複数のストラップが用意されているほか、ステンレススチールケースまたはチタンケースモデルにはサテン&ポリッシュの仕上げが交互に施されたブレスレットも選択できる。ひと足先に発表されていたマザー オブ パール文字盤を使った2モデル(Ref.5007-3644A-B64BとRef.5007-12B44R-NAFA)と併せて複数種類の38mmモデルが生まれ、選択に悩むほど魅力が詰まったラインナップとなっている。