護身用の武器を持ってちゃいけませんか?

記事
コラム
 もし、襲われたりしたら……という不安を持つことは、大なり小なりありますよね。
 ニュースを見ていると、物騒だなぁ、自分の身も心配だなぁ……なんて思うこともありますよね。

 そこで「よし、護身用に○○を持っとこう!!」なんて思うお気持ち、よく分かります。
 でもね……それ、もしかしたらアウトなものかもしれません。

 持っている方からすれば、護身用であって傷つけるつもりはない、と思ってらっしゃるかもしれません。

 しかし、裏を返せば「何か危機的な事が起きたら、この武器で攻撃するつもり」とも読み取れませんか?
 つまり、内心では誰かを攻撃するつもりがある、と思われてしまうんです。

 よく、車に乗せていることが多いケースとして木刀があります。
 刃物でもないし、でも何か遭ったときには戦えそう……そんなイメージがあるのかもしれませんね。
 でも、よくよく考えてみてください。
 例えばスーパーで隣に止めた車の中に、木刀があることに気づいたら、ちょっと怖いな~って思いませんか?
 それもこそっと隠すように置かれていたら……
 揉めることが何かあったら、あれを振りかざされたらどうしようと思いますよね。

 ちらっとでも、怖いな~って他人に思わせてしまうものを所持すること=基本的にやってはいけないこと


と覚えていただければ大丈夫です。
 もちろん世の中には危険なものはたくさんあって、所持している方はたくさんいます。
 しかしそこには、理由があるんです。
 例えば大工さんの道具類、料理人の刃物類などなど、使う目的が明確にあって、そのために今そのとき所持しているのであれば問題ありません。

 ところが料理人さんだって、料理をする目的もないのに包丁を持ち歩いていたら怖いですよね。
 私は料理人だからいつでも持ち歩いてますって言われたら怖いでしょう。
 だから、危険なものは「そのときに持ち歩く理由があるから許可されている」と認識いただければと思います。

 余談です。
 私が学生の頃のことですが、小学校で竹とんぼを作る授業で配られた小刀がとてもお気に入りで、中学に上がってもずっと持ち歩いていました。
 実は、鉛筆を削るのにも便利ですし、何かあったときにはハサミ代わりにできて便利でした。

 私としては実用的に使っていただけで何の意図もなかったのですが……人生で一度だけ、風紀チェックで没収されたのがその小刀でした(笑)
 考えて見ると、女子中学生がずっと小刀を持ち歩いていると聞くと怖いですよね。。

 いいでしょ、このくらい! の気持ち、よく分かります。
 でも、他人に置き換えてみたときに、それでも大丈夫かな? と考えていただけるきっかけになれば幸いです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す