その一言で、すべてが終わる/ギバーかテイカーか?

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ビジネス・マーケティング

あなたも、こんな気持ちになったことはありませんか?

名刺を交換した瞬間に、
「ところで、うちのサービスなんですけど…」
と始まるあの感じ。
まだあなたが何者かも、
相手がどんな人かもわからないのに、
空気を読まずに“売り”だけをぶつけてくる。
その瞬間、心のシャッターが
ガラガラと閉まる感覚。
「この人とは、もういいや」
そう思ってしまう自分に、
ちょっとした罪悪感すら覚える——
でも正直に言えば、
あれ、かなり疲れますよね。

先週末、あるビジネス交流会で起きたこと

先週末、私はあるビジネス交流会に参加しました。
これまで本当にたくさんの交流会に顔を出してきましたが、
そのほとんどは大きく2種類に分かれます。
1つは、
「全員が売りたい人」だけが集まる場。
名刺交換=営業スタート。
話す前から、もう売る気満々。
もう1つは、
「100人で飲んで盛り上がって終わる場」。
「がんばるぞー!」と叫んで終わり。
結局、何も始まらない。
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正直、どちらもあまり意味がありません。
ところが、先週参加したその交流会は違いました。
主宰者が、はっきりこう言ったのです。
「いきなり売るのはNGです。
まず“自分が何者か”を知ってもらい、
関係を深めることから始めてください」
しかも、
それを実現するための仕組みまで用意されていました。
ただ名刺を配る場ではなく、
ちゃんと“記憶に残る出会い”を作る設計。
私はその瞬間、
「ああ、この人は本物だ」と思いました。

いきなり売る人を、なぜ信用できないのか

少し前の話です。
ある交流会で出会った女性と連絡先を交換しました。
翌日、彼女から届いたメッセージは、
彼女が勤める整体院の案内と、
びっしり並んだ空きスケジュール。
「ぜひ来てください」
その一文で、
私は一気に冷めました。
この人がどんな人で、
どんな価値観で、
どんな想いで仕事をしているのか。
何も知らない状態で、
いきなり“買って”と言われる。
それはもう、
「私はあなたに興味がありません」
と言われているのと同じです。

それは恋愛でも、まったく同じ

これ、恋愛に例えるとわかりやすい。
飲み会で初めて会った男性が、
「今度の週末どこ行く?何食べる?」
と、いきなり誘ってくる。
あなたはどう感じますか?
たぶん、
「この人、私じゃなくてもいいんだな」
「そもそも、どんな人かも覚えていない=興味が無い」
と思うはずです。
ビジネスも、まったく同じです。

ギバーか、テイカーか

私は人を見るとき、
「この人はギバーか、テイカーか」
という物差しで見ています。
一見ギバーっぽく見えても、
自分に得がなければ動かない人もいる。
そういう人は、時間とともに必ずわかります。
私は、
信用のクレジットを
コツコツ貯めているギバーのためなら、
本来お金をいただくことでも
喜んで手を貸します。
なぜなら、
そこには“関係性”という資産が
すでにあるからです。

結局、ビジネスは「人」と「記憶」

いきなり売り込む人は、
“今”の利益しか見ていません。
でも、
関係を大切にする人は、
“これから”を見ています。
誰と、どんな時間を重ねたいのか。
誰と、どんな未来を作りたいのか。
その差が、
後からとてつもなく大きな差になります。
あなたは、どちらの人でいたいですか?
あなたが今、
名刺を配っているその場で、
相手の“記憶”に何を残していますか?
商品ですか?
それとも、人ですか?
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