キャリアカウンセリングとファイナンシャルプランニングが交差する時の大切なこと

キャリアカウンセリングとファイナンシャルプランニングが交差する時の大切なこと

記事
コラム
ライフキャリアデザインカウンセラーの澤地(さわちゃん)です。
今回はキャリアカウンセリングとファイナンシャルプランニングの関係について考えていることをお話しします。

キャリアカウンセリングでは、来談者の方の職業生活における困り事や悩み事に寄り添い、来談者の方ご自身が主体的に将来に向けた意思決定をし、行動できるよう支援をします。具体的には、カウンセラーは来談者の方が話したいことから話していただくよう促し、来談者の方ご自身の語りの中から本当の問題や課題を来談者の方ご自身で発見し、気づきにつながるよう、来談者の方との関係性を築きながらゆったりとした場づくりを心掛け、丁寧に作業を進めていきます。時にはアセスメントを実施し結果の分析をしたり、ワークシートを用いたりして話を深めることもあります。

そのような作業(カウンセリングの世界では、来談者とカウンセラーの“作業同盟”という言い方をします。)を通じて、来談者の方が前向きにご自分の職業生活設計を進めてゆきます。来談者の方がご自分で「話していたら、自分は、本当はこういうことが気になっていたのだと気付きました。」「自分はこういうことが得意だと分かった。」「自分の本当にやりたいことはこれだったのだ!でも、現実的には今の職業をどうするか真剣に考えることが大事なのですね。」等、来談者の方ご自身で気づきの扉を開く瞬間が訪れたとき、カウンセラーとしての幸せを感じます。

では、それらを具体的な行動に結びつけるには・・・?ここでしっかりと現実吟味をおこなうことこそが来談者の方の行動に向けた動機付けに重要な影響をもたらしてくるのです。

現実吟味は、ご自分の気持ちと能力と取り巻く環境とのせめぎ合いになります。職業生活設計上はご自身の能力開発が最重要課題になるかと思います。やりたいことに対して、ご自身の現在の能力で足りているもの足りていないものは何かを明らかにする必要があります。時にはあまりに遠い目標になりそうで気持ちが萎みそうになることもあるでしょう。それを支えるだけの意志の力、時間、場所が用意できるかが問われます。

さらに大事なことがあります。ご自身はもとよりご家族や同居のご両親との日々の営み、つまり現実の生活を維持しながら目標達成に向かえるかどうか?の吟味をする必要があります。キャリアカウンセリングによる職業生活設計に加えて、それを支える家庭の資産設計を確実におこなうこと、こここそがファイナンシャルプランニングがキャリアカウンセリングと交差する重要なポイントになります。キャリアの現実吟味は家庭の経済的な問題の解決なしには成り立たないのです。

最もおすすめすることは、ご家庭の資金がどうなっているかを把握すること。つまりご家庭のキャッシュフローが現在から1年後、2年後、5年後、10年後・・・とどうなってゆくかを把握することです。キャッシュフローの(時系列での)把握はライフイベントの見える化そのものですから、来談者の方の今後の職業生活設計の目標と重ね合わせて、無理のない経済状況を維持しながら目標に向けた行動をとるための現実的な解を見出すことが可能になります。日本人にとってお金の話はちょっとしづらい・・・という風潮もまだまだあるようですが、来談者の方のキャリアの問題課題は生活を共にするご家族の問題課題でもある、という認識を持っていただくことが肝要です。

ここまで、キャリアカウンセリングを起点に話を展開してきましたが、ファイナンシャルプランニングを起点にしても、同じことが言えます。理想の資産設計・ライフイベントの達成のために、来談者の方(のみならずご家族も)が、どのようにキャリアを積み働いてゆくかの方策が必要になるからです。

このように、キャリアカウンセリングとファイナンシャルプランニングは別々のようでいて実はかなりお互いの親和性が高いとお感じになったのではないでしょうか。両者が交差することで、来談者の方ひとりで問題課題を抱えず、大切なご家族に思いを打ち明け、現実的な相談に入っていきやすくなるのではないでしょうか。

今回はキャリアカウンセリングとファイナンシャルプランニングが交差する時の大切なことをテーマにお話をさせていただきました。

私は2023年9月からライフキャリアデザインカウンセラーを名乗り、個人や世帯の職業生活設計や資産設計のお手伝いをしようと決意し、今の会社での仕事を続けながら複業をすることにしました。保持資格としては国家資格キャリアコンサルタントとAFP(日本FP協会会員)をコアスキルとして、これまでの会社生活や人生経験で学んできたことを活かして会社内や地域社会に向けた価値創造につなげようと考えています。

私は来談者の方に今回お話ししたような支援でお役に立つことを使命とするライフキャリアデザインカウンセラーでありたいと思っています。ご関心を持っていただいた方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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