運がつく言葉㉒:「天才とは1%のインスピレーション(直観)と99%のパースピレーション(汗)である」

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 エジソンは実際には真逆の意味の言葉を言ったようですが、こちらの方がエジソンらしい言葉として広まっています。彼は耳が不自由というハンディを背負っていましたが(これはベートーヴェンも同じです)、驚異的な発明の数々を残し、その精神と遺産はGE(ジェネラル・エレクトリック)という世界最強の企業となって、今日まで受け継がれています。エジソンは典型的な「努力の人」であり、「あらゆる可能性を試す」ことを常に行なっていた人でした。以前、IBMのコンピュータ「デイープ・ブルー」がチェスの世界名人を打ち負かしたことがありますが、デイープ・ブルーの取った戦略はきわめて単純で、「考えられる全ての手をしらみつぶしに検討する」というものでした。そこには「天才」も「独創性」も何もありませんが、それをやられると「時間さえかければ勝機が開かれる」ということになります(もちろん、プログラムを作成するのは人間なので、まだパーフェクトではありません。大体、急速に発達したゲーム理論の成果を駆使しても、チェスのような複雑なゲームの一手ごとの勝率計算など、現在では不可能でしょう)。
 「誰でも自分の中に小さな天才がいる」と言いますが、これは程度の差こそあれ、アイデア(インスピレーション)を持っていない人はいないからで、ただ眠れる天才が目覚めるか、それとも埋もれたままで終わってしまうかは、ひとえに現実化するまで努力するかどうか(パースピレーション)の差によると言えそうです(「勝利の秘訣は勝つまでやること」「成功の秘訣は成功するまでやること」とも言います)。つまり、エジソンのような「天才」は、こうした「運を味方にする方法」を知っていたのであり、あるいは無意識のうちにそれを実行していたというわけです。
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