運がつく言葉㉑:「人事を尽して、天命を待つ」
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これは「自力」と「他力」のバランスのようなものです。鎌倉新仏教でも、「自力」の禅宗系(臨済宗・曹洞宗)と「他力」の浄土系(浄土宗・浄土真宗)、「共力」の法華系(日蓮宗)があり、キリスト教神学でも「恩寵論」で「神の恩寵か人間の自由意志か」という長い論争がありました。よく「できるかどうか分からない」「失敗するんじゃないかと不安でしょうがない」という悩みを持ちますが、未来の結果を完全にコントロールすることはできません。これはいくら心配しても始まらないことで、結局、神ならぬ人間にできることは精一杯の努力をすること、すなわち「人事を尽すことのみ」であることを知るべきです。やるだけやったら自分の責任はそこまでで、後は「天命の領域」、自らのあずかり知らぬ所と思い定めて、結果に一喜一憂しないことです。一流プレイヤーと呼ばれるスポーツ選手ほど切り替えが早く、失敗直後の立て直しがうまいのは、この辺のコツを経験則で体得しているからなのです(実際、そうしないといちいち心理的打撃を受けてしまいます)。