運がつく言葉⑬:「門を叩け、さらば開かれん」

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 これは『新約聖書』の「マタイによる福音書」に出て来る有名な言葉で、同類のものとして「求めよ、さらば与えられん」などがあります。他にも「登れない道はない、渡れない谷はない」「どのような障害も必ず打ち砕かれる」(いずれもインドネシアのことわざ)、「精神一到何事か成らざらん」(朱子)などが浮んできます。英語ではWhere there is a will, there is a way.「意志ある所に道あり」と言うところです。では、なぜ求めれば願いはかなうのでしょうか?よく「願いは具体的であるほど、イメージがありありと浮べば浮ぶほど、実現する」と言いますが、これは「よく肥えた畑」にたとえられる潜在意識の特徴に秘密があります。そこに「良い種(建設的な考え)」がまかれれば「良い収穫物(目標の達成)」が得られ、「悪い種(否定的な考え)」がまかれれば「悪い収穫物(目標の挫折)」が育ってしまうというのです。どちらも自分がまいた種を刈り取るわけですから、誰を責めるわけにもいかず、きわめて公平な結果であると言えます(仏教ではこれを「自業自得」と言います)。
 したがって、ここから導き出される結論は、「何事もまず『できる』と思ってとりかかれ」ということです(これを「全肯定からの出発」と言います)。なぜなら、自分のことをいつも「ダメな人間だ」「ロクなことは起きない」「目標など立てても出来っこない」と思い続けている人は、その如く思った通りの人生がやって来るからです(否定的観念に凝り固まった人は確実に否定的人生を送らざるを得ないということになります)。「自分に出来るはずがない」「自分はこれが苦手なんだ」とわざわざ言い聞かせて、「ひょっとしたら出来るかもしれない」「頑張れば道があるかも」「これが出来たらどんなに楽しいことか」といった小さな可能性の芽生えを、ご丁寧にいちいち摘み取ってしまっているわけです。
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