これは『新約聖書』の「マタイによる福音書」に出て来る有名な言葉で、同類のものとして「求めよ、さらば与えられん」などがあります。他にも「登れない道はない、渡れない谷はない」「どのような障害も必ず打ち砕かれる」(いずれもインドネシアのことわざ)、「精神一到何事か成らざらん」(朱子)などが浮んできます。英語ではWhere there is a will, there is a way.「意志ある所に道あり」と言うところです。では、なぜ求めれば願いはかなうのでしょうか?よく「願いは具体的であるほど、イメージがありありと浮べば浮ぶほど、実現する」と言いますが、これは「よく肥えた畑」にたとえられる潜在意識の特徴に秘密があります。そこに「良い種(建設的な考え)」がまかれれば「良い収穫物(目標の達成)」が得られ、「悪い種(否定的な考え)」がまかれれば「悪い収穫物(目標の挫折)」が育ってしまうというのです。どちらも自分がまいた種を刈り取るわけですから、誰を責めるわけにもいかず、きわめて公平な結果であると言えます(仏教ではこれを「自業自得」と言います)。