優柔不断を克服するための心理学⑥:「いい加減に」「適当に」やる
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学び
勉強はやらないと意味がありませんが、追い詰められたようにやっても逆に心身を損なうことがあります。やり過ぎず、やらなさ過ぎず、「良い加減で」「適当なあんばいで」やることを心がけましょう。完全主義、完璧主義もよくありません。いわゆる「試験・資格の達人」と呼ばれる人達は「満点狙い」「高得点狙い」など考えていません。「合格ラインを少し超える位狙い」で行くのです。「要は合格すればいいんだ、取れりゃいいんだ」という発想です。そうすれば、努力は最小限で済み、気負いも減り、必要以上に自分を追い詰めることも無くなってきます。
【コラム】
「心構え変革プログラム」を20年以上かけて開発し、全世界で400万人以上の人を教育したロバート・コンクリン氏は名著『100人に1人も実行していない「成功地図」の読み方』の中で、成績でも運動能力でも落ちこぼれで、皆からバカにされていたジョンが如何に立ち直っていったかというケースを紹介しています(このケースだけでも読む価値があります)。
それによると、彼を預かった伯父さんはジョンにまず「規則正しい生活」をさせ、勉強の習慣を作ることから始めました。そして、ジョンは特に数学を苦手にしていたので、小学校の教科書を全部そろえさせ、小学校3年から復習をさせたのです。さすがに3年、4年の内容は理解していたそうですが、5年、6年の内容となると3分の1も理解しておらず、伯父さんは「何となく分かる」というレベルの理解を許さないで、徹底的に理解することを要求したため、小学校の算数を終えるのに1年かかったそうです。ところが、その後は理解のスピードが急激に早まり、中学1年の数学は3カ月で完全に理解でき、やがて、数学のみならず他の教科の成績まで上がり始め、スポーツでもスキー部で何とキャプテンを務めるまでになったそうです。何事でも自信を持って取り組めるようになった彼は、大学を出て大手化学メーカーに就職し、ついに副社長にまでなったのです!数学が苦手で苦手で、小学校の算数の理解すら怪しかった彼がついにそこまで行ったのは、「基礎に立ち返った徹底的理解」によるものであり、ひいては「絶対に妥協しない習慣」でした。
数学が苦手である人は実に多いものですが、これなら「打つ手」はありそうですね。