「5文型理論」のルーツ②:細江逸記による「5文型理論」の導入

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 このオニオンズのAdvanced English Syntaxとスウィート(Henry Sweet)のNew English Grammarの影響を多大に受けたのが、細江逸記の『英文法汎論』(1917)です。ここでも、「文型」分類は「文全体の構造」というよりも、むしろ「述部の構造」を分類するものとして提案されており、動詞を自動詞2種類(完全陳述動詞、不完全陳述動詞)、及び他動詞3種類(単純他動詞、付与動詞、作為動詞)の計5種類に分類した上で、「動詞の性能ないし用法にこの5種の区別のあることは、すなわち文の陳述形式に5個の異なった形式を生ずるゆえんであり、したがって文成立の基本形式に5種の差別を生ずるゆえんである」(『英文法汎論 改訂新版』1999)と述べています。つまり、「動詞が5種類であるから、結果として文型も5種類である」という考え方です。
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