「文の要素」=「文の主要素」(主語S、述語動詞V、目的語O、補語C)+「修飾語」(M)
「補語」=動詞の意味を補って文の意味を完成させる語。
「文型」=文のパターン(文型理論を中枢に据えた文法理論をpattern grammarと言います)
(1)第一文型(S+V、この文型を取る動詞を「完全自動詞」と言います。)
Some children are skating on the ice.(何人かの子供が氷の上ですべっている。)
(2)第二文型(S+V+C、この文型を取る動詞を「不完全自動詞」と言い、この補語はS=Cであるため、「主格補語」と言います。)
John is a fine skater.(ジョンはスケートの名手だ。)
(3)第三文型(S+V+O、この文型を取る動詞を「完全他動詞」と言います。)
He took his sister to the lake with him.(彼は妹を湖へ一緒に連れて行った。)
(4)第四文型(S+V+O+O、この文型を取る動詞を「授与動詞」と言い、最初に来る目的語を「間接目的語」、次に来る目的語を「直接目的語」と言います。第三文型への書き換えが要注意です。)
John gave her some advice.(ジョンは彼女に助言をした。)
→John gave some advices to her.(第三文型、たいていの動詞は前置詞toを取りますが、forを取るものとして、buy買う、choose選ぶ、cook料理する、find見つける、get得る、leave残す、make作る、order注文する、sing歌う、などがあり、ofを取る動詞として、ask頼む、があります。)
(5)第五文型(S+V+O+C、この文型を取る動詞を「不完全他動詞」と言い、この補語はO=Cであるため、「目的格補語」と言います。第四文型との見極めのポイントはこのO=Cにあります。)
She found skating very easy.(彼女はスケートをやってみると、とても易しいことが分かった。)
●7文型理論の整合性について
英語辞書では文型を5文型に分類していたのを7文型に改めたケースが続出しています。それはAdjunct(付加語)の導入により、SV, SVOの他に新たに SVA, SVOAの文型を認めたことを意味します。この点は既にかなりの文法家によって唱えられている事ですが、例えばShe acted strangely. のような、従来ならばSV (+Modifier)と分析されるものを、この場合のstrangelyは文型の外に置かれる単なるoptional(随意)なModifier(修飾語)ではなくて、文の成立に欠くことのできないobligatory(必須)なものであるから、これをAdjunct(付加語)と呼び、これを含む型を一つの文型として立てたということです。あるいはMother is out.ではoutは単に任意的に使用されている省略可能な要素ではないにもかかわらず、God is.などと同じ文型と考えるのは不合理なので、VAと言う文型が新たに導入され、また、She put the book on the desk.におけるon the deskも文型構成に不可欠な要素と考えられるので、VOAという文型が考えられたということです。