AO入試(現総合型選抜)の導入、推薦入試の拡大によって、いわゆる通常の学力試験では見えない学力、人間性を評価の対象とするようになりました。元々状況判断能力が問われる放送学科などでは面接で状況判断能力などを見ていましたが(試験会場である教室に来るまでに「階段はいくつありましたか?」といったことが聞かれたりしています)、最近では医学部でも面接が必須になってきました(人命に関わると共に、対患者コミュニケーション能力が問われるようになってきたからです)。
【京大医学部・東大理Ⅲに受かって群馬大学医学部の面接で蹴られたケース】
ある首都圏の超名門私立校から1浪して京大医学部に受かりながら中退してしまった人が、今度は東大理Ⅲを受験、旧センター試験では800点満点中758点(得点率94.7%!)を取ったものの、2次試験で体調を崩し、放棄してしまったと言います。その後、群馬大学医学部に志望を変え、旧センター試験で800点満点中728点(得点率91.0%)を取り、2次試験でも数学は満点近く、英語もよく出来たというが、面接であっさり落とされてしまいました。彼が志望動機を述べた後、教授からすかさず「どうせウチに入っても、また、辞めるんだろ!」と厳しい声が飛び、「そんなつもりはありません」と答えたものの、教授の態度は詰問状態に近かったというのです。彼は結局、再び、東大理Ⅲを目指すこととなり、旧センター試験でまた800点満点中758点(得点率94.7%!)を取ると、今度は2次試験も無事クリアしたため、ようやく合格出来たといいます(この年は東大理Ⅲは後期しか面接試験が無かったため、前期試験を受けた彼は人物チェックは受けなかったのです)。つまり、京大医学部・東大理Ⅲに受かる学力があっても、「人物に問題あり」と判断した群馬大学医学部ははっきりと受け入れを拒絶したということです。