バックエンド30万円が2本売れてから、私は一度も"売り込み"をしていない

バックエンド30万円が2本売れてから、私は一度も"売り込み"をしていない

記事
コラム


起業塾に入って、2ヶ月。

30万円のバックエンドが、2本売れました。

その後、こちらから一度も商品の案内をしていないのに、
「どうやったら受けれますか?」
「講座を受けたいのですが」

と、相手から言われるようになりました。

すごい話に聞こえるかもしれません。
でもこの直後、私は自分のバックエンドを売るのが、心から怖くなっていました。

なぜだと思いますか。


■ どうせテンプレで売れただけでしょ、と思った方へ


「それって、テンプレのスライドが優秀だっただけじゃないの?」
「たまたま良いお客さんに当たっただけでしょ?」

こう思った方、正解です。実際、最初の2本はテンプレで売れました。

起業塾に入って、すぐに自分の商品ができました。
と言っても、塾のテンプレのスライドの、空白になっている箇所を自分の言葉で埋めただけのものです。

そのスライドを見せながら、決まったトークスクリプトに沿ってセッションを進める。
最後、自然な流れでクロージングになっていて、そこで成約が取れる。
そういう設計でした。

正直、拍子抜けするくらいスムーズに、2本売れました。

でも、ここからが本当の問題でした。


■ 売るためのスライドはできた。でも中身がなかった


30万円をいただいたからには、これから半年間、何かをちゃんと提供しなければいけません。

でも、その「何か」が、自分の中にありませんでした。

売るためのスライドはあった。
クロージングのトークスクリプトもあった。
でも、成約が取れたあと、何をどうサポートすればいいのか、自分でもよく分かっていなかったんです。

塾長に「このバックエンドの中身、どうやって作ればいいですか」と聞きました。

返ってきたのは、
「詳しいメソッドは分からないので、自分がやってきたことを伝えればいい」

という一言だけでした。

これで納得できる人もいるかもしれません。
でも私は、これで余計に分からなくなりました。

自分がやってきたこと、って何だろう。
それを体系立てて誰かに教えられるほど、言語化できているんだろうか。

ここから、バックエンドを売るのが怖くなりました。
売れてしまったら、また同じことで悩む。
だったら、無料でできる範囲のことだけをやっているほうが楽だ。
そう思うようになっていました。


■ どうせ特別なノウハウがあったんでしょ、と思った方へ


「結局、その後どうやって解決したの?特別なノウハウを見つけたんでしょ?」

いいえ。
私が変えたのは、商品の作り方でも、トークスクリプトでもありません。

自分でも気づいていなかった、潜在意識のブレーキに原因があったからです。


■ 潜在意識のブレーキとは何か


潜在意識のブレーキという言葉自体は、聞いたことがある方も多いと思います。
私自身、この言葉はずっと前から知っていましたし、潜在意識の書き換えのようなワークも何度もやってきました。

でも、この時向き合ったのは、そういう上辺の書き換えとは、まったく違うものでした。

まず、ブレーキがどうやって出来上がるのか、という部分から説明します。

潜在意識のブレーキは、幼い頃の自分が、自分の命を守るために作ったものです。

その回路を持ったまま大人になり、バックエンドを堂々と提案しようとした瞬間、無意識にブレーキがかかる。

「高いって思われたらどうしよう」
「こんな私が30万円もらっていいのかな」

これは性格の問題でも、スキル不足でもありません。
潜在意識が、幼少期に作った「自分を守るための回路」を、今も忠実に実行しているだけです。

なぜか。

そのブレーキを外すことは、潜在意識にとって「死」を意味するからです。

そうじゃない自分になる、ということは、幼い頃の自分が命がけで作った防衛システムを手放すこと。
潜在意識にとってそれは、命の危険と同じレベルの脅威なんです。

だから、ブレーキに触れられそうになると、必死で抵抗してきます。


■ セッション中、意識が戻ってこなかった話


これがどれほど本気の抵抗なのか、自分の目で見たことがあります。

私はこの潜在意識のセッションを提供できるようになるために、養成講座を受け、実際にセッションも提供していました。

その中で、あるクライアントさんが、セッション中に急に意識が朦朧としたような状態になったことがあります。

頭がフラフラと揺れて、目もどこを見ているのか分からない、うつろな状態です。

潜在意識のセッションなので、無理に急かさず、その方のペースに合わせて待ちました。
でも、一向に戻ってくる気配がない。

5〜6分ほど待ったところで、
「今どんな感じですか。私の顔、見れますか」
と声をかけたら、ようやく戻ってきてくれました。

これは特殊な体質の人だから起きたことではありません。
ブレーキに近づかれた潜在意識が、命を守るために全力で抵抗した結果です。


■ 「あ、ここだ!」でしか、本当には緩まない


過去に、いわゆる「ブロック解除セッション」のようなものを受けたこともあります。
その時も、確かに何か変わった気がしました。

でも、それは一時的なものでした。

なぜなら、それは施術者側が「あなたのブロックはこれですね」と教えてくれたものだったから。

潜在意識は「潜在」という名前の通り、自分でも気づけないように作られています。
でも、それを作ったのは他でもない自分自身です。

だから本当の原因は、他人に教えてもらうものではなく、自分自身で見つけるしかありません。

「あ、ここだ!」

これを自分の内側から見つけた瞬間だけ、ブレーキは本当に緩みます。
誰かに指摘されたものは、頭では理解できても、根っこには届かない。
これが、一時的な変化で終わってしまう理由です。


■ 私が使えていた感情は「怒り」だけだった


私がセッションを受けていた時、私が使える感情は「怒り」しかありませんでした。

何を聞かれても、
「腹が立つ。ムカつく」

としか言えなかったんです。

そこで教えてもらったのが、「怒りの奥に、本当の感情がある」ということでした。

怒りは、いちばん表に出しやすい感情です。
でもその奥には、たいてい別の感情が隠れています。

そこを何回も何回もセッションしてもらって、やっと出てきたのが、
「怖い。悲しい」

という言葉でした。

初めて「悲しい」と言えたとき、号泣しました。
このセッションを受けるたびに、毎回泣いていました。

それは、幼い頃の自分が、そしてそこから今まで生きてきた自分が、どれだけ頑張ってきたかが、頭ではなく、腹の底に落ちる瞬間だったからです。


■ 自分のブレーキは、こうやって見つける


ここまで読んで、「じゃあ、自分の場合はどうやって見つければいいの」と思っていると思います。

大事なのは、答えを先に探さないことです。

まず、金額を口にしようとした瞬間、自分の体に何が起きているかを観察してください。

喉が詰まる。目をそらす。早口になる。声が小さくなる。
何でも構いません。これが、ブレーキが動いている合図です。

次に、その瞬間に浮かんだ感情を、一段掘ります。

「怒り」や「イライラ」が出てきたら、そこで止めないでください。
私自身がそうだったように、表に出やすい感情の奥に、別の感情が隠れていることがほとんどです。

「本当は、何が怖いんだろう」
「本当は、何が悲しいんだろう」

これを、誰かに答えを教えてもらうのではなく、自分の中から探してください。

答えを言われて「そうかも」と思うのと、自分で「あ、ここだ」と気づくのとでは、まったく別のものです。
前者は上辺で終わり、後者だけが根っこから変わります。


■ それでも進まないときは


「私にはブレーキなんてない」と感じる方もいると思います。

それも実は、防衛反応のひとつです。
潜在意識は、触れられそうになると「そんなものはない」というふりをすることがあります。

私自身、最初は自分にブレーキがあることすら認めたくありませんでした。
「私はちゃんと頑張っているのに、なぜ売れないんだろう」としか思えなかった。

でも、それでいいんです。
最初から自分のブレーキが見えている人なんて、いません。

一度のセッションで劇的に変わることを期待しないでください。
何度も向き合う中で、少しずつ「あ、ここだったんだ」を積み重ねていく。
これが、根っこから変わっていくということです。


■ 今日、これだけやってください


やることは、1つだけです。

今日、静かな時間を10分作って、紙に一つだけ書いてください。

「本当の気持ちを伝えようとした瞬間、頭の中に浮かんだ言葉は何だったか」

恋愛でも、家族でも、仕事でも、なんでも構いません。
「本当はこうしたい」「本当はこう思ってる」を口にしようとした、あの瞬間です。

「わがままだと思われたらどうしよう」でも
「こんな私が望んでいいのかな」でも
「嫌われたら怖い」でも構いません。

浮かんだ言葉を、そのまま書く。
良い悪いで判断しないでください。

書けたら、もう一つだけ聞いてみてください。

「その言葉の奥に、本当は何があるんだろう」

「わがままだと思われたらどうしよう」の奥には、本当は何がある?
「嫌われたら怖い」の、本当は何が怖い?

すぐに答えが出なくても大丈夫です。
浮かんできたものを、そのまま書き足してください。

ただ、自分がその瞬間に何を思っているのかを、見てあげてください。

これが、自分のブレーキに気づく、最初の一歩です。


■ 最後に


今日は、タロットを使わなくてもできるワークをお伝えしました。

潜在意識のブレーキは、誰かに教えてもらって外れるものではなく、自分の内側から「あ、ここだ」と気づいた瞬間にしか、本当には緩みません。

タロットも、当てるためのものではなく、その「自分で気づく」プロセスを一人でも進めやすくするための道具だと、私は思っています。

今、タロット×潜在意識のワークを、自分一人でも取り組めるコンテンツとしてまとめる準備をしています。

もしよかったら、今日のワークをやってみて気づいたことを、コメントやメッセージで教えてください。
いただいた声は、これから作るコンテンツにも活かしていきたいと思っています。

タロット占い・ヒーリングのセッションはココナラで受け付けていますので、気になる方はそちらもぜひ覗いてみてください。

今後も、潜在意識のブレーキについて、分かりやすい記事を書いていきますので、少しでも参考になった方はフォローしていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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