女性ホルモンって何?

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コラム
「ホルモンバランスが崩れて…」
「ホルモン量が減って…」

よく耳にするホルモン。
その中でも特に女性ホルモンは、女性の体調とは深い関わりがあり、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
そもそも女性ホルモンって何?ということについて書いてみたいと思います。

女性ホルモン.png

こんな図をいきなり出すと嫌がられそうですが、この図で示されていることが毎月女性のからだで起こっているホルモン変化です。

女性のからだはエストロゲンとプロゲステロンというホルモンによって、毎月の月経がコントロールされています。

・エストロゲン
女性らしいからだを作る
子宮内膜を増殖させる(妊娠の準備)
精子を子宮に入りやすくする

・プロゲステロン
子宮内膜を妊娠しやすい状態にする
妊娠を継続する
身体を妊娠しやすい状態にする(栄養を蓄え、太りやすくなる)

女性運動.jpg

月経後はエストロゲン値が高く、プロゲステロン値が低いので、痩せやすくなります。
ダイエットは生理後に!というのはこのためです。

エストロゲンはこの他にも、女性らしい魅力を引き出したり、性交の際に濡れやすくしたりと、男性目線で見た時の魅力を高める作用があります。
女性イライラ.jpg

プロゲステロンは排卵後に高くなるホルモンで、身体を妊娠させるためのホルモンであり、栄養をため込んで太りやすくさせます。
月経前症候群(PMS)の症状もこのプロゲステロンが関わっており、生理前にプロゲステロン値が高いと、イライラしたり、むくんだり、抑うつ状態になったりすることが知られています。
悩む女性.png

こう聞くと、エストロゲンは良いホルモンで、プロゲステロンは悪いホルモンのように聞こえますが、そんなことはありません。
これら両者のホルモンがバランスよく保たれていることが重要なのです。

エストロゲンが過剰になると、子宮体癌のリスクが高まることがわかっています。痩せやすくなったり、女性的に魅力的になったとしても、癌になってしまっては元も子もありませんよね。

プロゲステロンが少ないと、不妊の原因となります。妊娠状態を維持するホルモンですので、それが少ないと妊娠を継続できず、結果として不妊を引き起こしてしまいます。

エストロゲンもプロゲステロンも、多ければ良いということはなく、ほどほどの量で適度にバランスが保たれているのが一番なのです。

からだに不調があるときは、このホルモンバランスが崩れて、どちらかのホルモンが多かったり少なかったりするかもしれません。症状をお伺いすることで、原因がどこにありそうか判別することは可能です。

生理の前も後も、快適に過ごせるようにしたいですよね。
私自身も生理の度に貧血になってしまいますが、なるべく快適に過ごせるように色々とケアしながら日々を過ごしております^^

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