離婚しても、表向きには何も変わらない翌日

離婚しても、表向きには何も変わらない翌日

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離婚しても、昨日と何も変わらない今日がやってきた。

昨日の朝はまだ「夫婦」で、今朝はもう「夫婦」ではない。

心は落ち着かず、仕事をしていても、
意識はあちらこちらへと彷徨(さまよ)う。



過去への執着と、前に進まなければという焦燥。

時間は戻らないと分かっているのに、
「これで良かったのか」と自問自答を繰り返す。

けれど、自問自答したところで、答えは出ているのだ。



離婚を望んだのは私ではなく、元夫。
心が私にない人と一緒にいても、
そこにあるのは虚しさだけ。



不貞の証拠を人質にして離婚を拒み、
家庭内別居を続けたとしても、

家族の誰も幸せにはなれない。

だから私は、少しずつ前に進む道を選んだ。



離婚したことを、二人の人に伝えた。
ただ、「離婚した」という事実だけを。


私にとってこの離婚は、誰かの好奇心を満たすためのコンテンツではない。


元夫はこの数年、私の信頼を揺るがすことをたくさんした。
けれど、もともとはとても善い人であり、
私の焦点はどうしてもそこに合ってしまう。


悪口を言いたくない自分がいる。
誰かに吐き出すことで、心が整う人がいるのは知っている。



元配偶者の悪口を面白おかしく語ることで、
消化できる人がいるのも知っている。

でも、私は違う。


自分の中で、きれいな思い出だけを選り分けてしまう。

自分が歩いてきた道や、共に歩んだ彼を、汚したくないのかもしれない。

子どもたちの半分は彼でできていて、
その遺伝子までも否定したくないという思いもある。

それでも、時折、恨めしさが込み上げる。
悔しくて、涙が浮かぶ瞬間もある。


それでも今日も、いつもと変わらずに生活をまわした私に、
心から「お疲れ様」と言いたい。
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