「言えなかった思いを置く場所」–風の電話を見て感じたこと

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コラム
風の電話を見て思ったこと

NHKスペシャルで「風の電話」を見てたんだ。

そこに来る人たちは、亡くなった人に伝えたかった思いを話してる。
声は届かないし、返事も返ってこないのはわかってるのに、受話器を持って話す。

伝えたかったこと、言えなかったこと、どうしようもない気持ちを、そっと置く。
時間が経っても、いなくなってしまった人への気持ちはなくなるわけじゃなくて、ふとした時にどうしても伝えたくなるんだって。



その思いを置ける場所がある。
簡単に「気持ちわかるよ」なんて言えることじゃないけど、そこにはただ電話がある。
話すことができる。
誰かに聞いてもらうわけでも、返事が返ってくるわけでもない。

でも、自分の気持ちを置いておける場所があるって、それだけで、少し前を向ける力になるんだと思う。

誰かに話すことももちろん大事。
でも、誰にも言えない、言いたくない気持ちもある。
そんな時に、置ける場所がある。

自分の中で「ここは風の電話」って思える場所を作るのも、見つけるのも、ありなんだと思う。

話す場所は別にあってもいいし、話せる人は話す場所に一番に来てくれてもいい。
順番じゃなくて、どっちからでもいい。
大事なのは、自分で選べるってこと。

そうやって、自分の気持ちを置いたり、話したりできる場所がある。
それだけで、少し安心できるし、少し前を向ける気がする。

声が届かなくても、返事が返ってこなくてもいい。
書くことで気持ちを置いてみる、自分の中で整理してみる。
そんな感覚で、無理せず、ゆっくり立ち寄ってもらえたら嬉しいです。

一度きりの相談じゃなくて、書きたいときに少しずつ。
置いた気持ちに、少し寄り添う時間を作る場所です。

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