いつもありがとうございます。
WEB・グラフィックデザイナーのノマキエデザインです。
最近は、画像生成AIで作ったロゴやイラストを、
・印刷に使えるデータへ整えたい
・看板や名刺に使いたい
・Illustrator形式(.ai)にしたい
・背景透過PNGを作りたい
・形や色を調整したい
というご相談が増えています。
AIで気に入ったデザインを作れても、実際に印刷やWebで使用しようとすると、画像サイズやデータ形式、細かな形の崩れなど、さまざまな問題が出てくることがあります。
ノマキエデザインでは、そのようなAI生成画像を、用途に合わせて調整・実用化するサービスを行っています。
ただし、ここで注意していただきたいことがあります。
AI生成画像をきれいに整えることと、その画像を権利上問題なく使用できることは、別の問題です。
今回は、AI生成ロゴや画像を調整する際に、ノマキエデザインがどこまで対応し、どの部分を依頼者に確認していただいているかをご説明します。
※この記事は、2026年8月時点におけるノマキエデザインの制作方針を説明するものです。個別案件について法律相談や法的判断を行うものではありません。生成AIと著作権については、文化庁も継続的に講義資料や関連情報を公開しています。具体的な判断は、画像の生成方法や利用状況などによって異なります。
ノマキエデザインは「AI画像を調整する立場」です
AI生成ロゴやAI生成画像をもとにご依頼いただく場合、ノマキエデザインは、基本的に依頼者から支給された画像を調整し、実際の用途に使いやすいデータへ整える立場として対応しています。
たとえば、
・AI特有の形の崩れを修正する
・線や輪郭を整える
・印刷に使いやすい配色へ調整する
・Illustrator形式(.ai)で再構築する
・背景透過PNGを作成する
・必要なサイズやカラーモードへ整える
・名刺、チラシ、看板、商品タグなどに使いやすくする
といった作業です。
元となるデザインの発想や構成を、ノマキエデザインがゼロから考案したわけではないため、通常のロゴ制作とは立場が異なります。
実績掲載も「AI画像を調整した実績」として行います
AI生成物をもとにした案件を制作実績として紹介する場合も、AIが生成した元のデザインそのものを、ノマキエデザインがゼロから制作した作品として掲載することはありません。
実績として紹介するのは、
「支給されたAI生成画像を、実際の用途に合わせて調整・実用化した実績」
です。
たとえば、
・元画像の崩れをどのように修正したか
・印刷に使えるデータへどう整えたか
・小さなサイズでも見えるようにどう調整したか
・ラスター画像をIllustrator上でどう再構築したか
といった、ノマキエデザインが実際に行った作業を制作実績として扱います。
元の画像を生成したことと、その画像を実用データへ整えたことは、分けて考えています。
元画像を利用できるかは依頼者側で確認をお願いします
AI生成サービスには、それぞれ利用規約があります
同じ「AIで作った画像」であっても、
・商用利用できるか
・広告や商品へ使用できるか
・ロゴとして使用できるか
・第三者へ納品できるか
・生成画像の権利がどのように扱われるか
・クレジット表記が必要か
・無料プランと有料プランで条件が異なるか
などは、使用したサービスや契約内容によって異なる場合があります。
そのため、元画像については、依頼者側で、
使用したAIサービスの利用規約と、実際に予定している用途
をご確認いただくようお願いしています。
ノマキエデザインでは、依頼者から支給されたAI生成画像について、依頼者が適切な方法で取得し、予定する用途へ使用できる状態であることを前提として作業します。
元画像に関する権利を保証するサービスではありません
ノマキエデザインが対応するのは、主に画像やデータの調整です。
そのため、
・そのAI画像が法的に必ず使用できる
・既存作品に似ていない
・第三者の権利を侵害していない
・商標登録できる
・将来的にも問題が発生しない
ことを保証するものではありません。
元画像の生成経緯や、使用したAIサービスの利用規約、既存作品との類似、第三者の権利との関係については、ノマキエデザインが法的な判断を行える範囲ではありません。
特に、生成時に、
・既存のキャラクター名
・企業名やブランド名
・実在する作家名
・著名人の名前
・特定作品を強く連想させる指示
などを使用している場合は、より慎重な確認が必要になることがあります。
Illustrator形式にしても、権利問題が消えるわけではありません
AI生成画像をIllustrator形式(.ai)へ変換したり、線や図形として作り直したりすると、印刷や拡大縮小には使いやすくなります。
しかし、
データ形式を変えたからといって、元画像に関する権利上の問題が解消されるわけではありません。
たとえば、
・PNGをIllustrator形式へ変換する
・画像をトレースする
・輪郭をきれいに描き直す
・配色を変更する
・一部分を修正する
といった作業を行っても、元となったデザインと既存作品との関係が自動的になくなるわけではありません。
ベクター化やトレースは、画像を実際に使いやすくするための技術的な作業です。
その画像を権利上使用できるかどうかとは、分けて考える必要があります。
ノマキエデザインが確認すること
AI生成物の調整をご相談いただく際は、必要に応じて、次のような内容を確認します。
・どのAIサービスで生成したか
・依頼者自身が生成した画像か
・どのような用途で使用するか
・印刷物、Web、商品、看板など、どこへ掲載するか
・商用利用を予定しているか
・元画像に既存ロゴや第三者素材が含まれていないか
・商標登録を予定しているか
すべての案件で細かな調査を行うわけではありませんが、用途や元画像の状態によっては、確認後に対応範囲をご案内します。
また、入手経路や利用条件を確認できない画像、既存作品との類似が強く疑われる画像などは、調整作業をお断りする場合があります。
AI生成ロゴと商標登録は別に考える必要があります
AI生成ロゴを会社やブランドで長く使用する場合、著作権だけでなく、商標について検討することもあります。
画像をきれいに整えたことと、商標登録できることは同じではありません。
また、見た目が新しく感じられるロゴでも、
・似た名称がすでに使われている
・似たマークが登録されている
・使用する商品やサービスの分野で問題がある
可能性があります。
ノマキエデザインのAIロゴ実用化サービスには、商標調査や商標登録の可否についての法的保証は含まれていません。
商標登録を予定している場合や、事業の中心となるロゴとして広く使用する場合は、必要に応じて弁理士などの専門家へご相談ください。
権利の判断と、デザインの調整は役割が異なります
AI生成物に関するご相談では、
「Illustrator形式にすれば使えますか?」
「トレースすれば自分のロゴになりますか?」
「形を少し変えれば問題ありませんか?」
と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、デザイナーが判断できることと、法律上の専門家が判断することは異なります。
ノマキエデザインが対応できるのは、
・画像の状態を確認する
・用途に合うデータ形式を提案する
・印刷やWebに使いやすく整える
・形や色の崩れを修正する
・納品データを整理する
といった、デザインとデータ制作の範囲です。
一方で、
・著作権侵害に該当するか
・商標登録できるか
・第三者との法的な問題がないか
といった判断は、必要に応じて弁護士や弁理士などの専門家へ確認していただく領域です。
分からないことをすべて「大丈夫」と断定するのではなく、どこまでがデザイン調整で、どこからが法的判断なのかを分けることが、トラブル予防につながると考えています。
まとめ
ノマキエデザインでは、AI生成ロゴやAI生成画像について、次の方針で対応しています。
ノマキエデザインが行うこと
・支給されたAI生成画像を、用途に合わせて調整する
・印刷やWebに使いやすいデータへ整える
・Illustrator形式(.ai)や背景透過PNGなどを作成する
・AI特有の崩れや不自然な部分を修正する
・実績掲載時は「調整・実用化した実績」として紹介する
依頼者に確認をお願いすること
・使用したAIサービスの利用規約
・商用利用や第三者への納品が認められているか
・予定している用途へ使用できるか
・元画像の生成経緯や入手経路
・必要に応じた著作権、商標などの専門的な確認
ノマキエデザインが保証しないこと
・元画像が必ず権利上問題なく使えること
・既存作品や第三者の権利を侵害していないこと
・商標登録できること
・トレースやベクター化によって権利問題が解消されること
AI生成画像を実際に使えるデータへ整えることはできます。
しかし、使える形式へ整えることと、権利上使用できることを保証することは別です。
ノマキエデザインでは、対応できる範囲を明確にしたうえで、元画像の状態と使用目的を確認しながら、必要な調整をご案内しています。
AIで作成したロゴや画像について、
・印刷に使用できるか分からない
・Illustrator形式(.ai)へ整えたい
・形の崩れや細かな部分を修正したい
・名刺や商品タグなどへ展開したい
といった場合は、使用したAIサービスや予定している用途とあわせてご相談ください。