占い考察ノート「占いについて考えてみる」

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記事
占い

第1回

なぜ人は占いを信じてしまうのか

― そして、なぜタロットの学習でつまずく人が多いのか ―

タロットカードの学習でつまずく人が多いのは、才能の問題ではありません。
つまずいた人ほど、実は「ちゃんと考えようとしていただけ」なのです。
今日はその理由を、あなたのせいではない「構造の問題」として言語化します。

最初にお伝えしておきたいことがあります。

私は、占い信者でもありませんし、
スピリチュアルが好きなわけでもありません。

だからといって、
占いやスピリチュアルを信じている人を否定したいわけではありません。

それでも、この連載を書こうと思った理由があります。
きっかけは、とある友人でした。

気づいたときには、その友人は占いに深く入り込んでいました。
話題の中心はいつも占いの結果で、
何かを決めるときも、迷ったときも、
「占いではこう言われたから」
という言葉が先に出てきます。

正直に言えば、私は戸惑いました。

なぜ、見ず知らずの占い師の言葉を、
自分の判断よりも先に信じられるのだろうか?
そんな疑問を持ったのです。

占いで良いことを言われたときは、
それを自分で積み上げた実感として確かめる前に、
「そう言われたから」という形で受け取っているように見えました。

反対に、思うような結果でなかったときは、
そこから何かを考え直すというよりも、
そのまま距離を取ってしまっているようにも感じました。

どちらの場合も、
判断の基準が、自分の中に残りにくくなっている。
そんな印象を受けました。

もう一つ、強く印象に残っている出来事があります。

その友人は、占い師を目指し、
タロットカードを学び始めました。
決して安くはない金額を支払い、
授業を受け、膨大な資料を手にしていました。

それでも、彼女は
「タロットカードが読めるようになった」
とは言えないまま、学習を終えました。

「私、勉強が苦手だから」

そう口にしたとき、私は初めて
タロットカードそのものに興味を持ちました。

占いの中でも有名なタロットカードの学習は、
そこまで難しいものなのか?

そう思い、私自身も資料を見て学んでみることにしました。

結果は、正直なところ、同じでした。

カードの意味は覚えられず、
鑑定のときは常に資料を手放せず、
この答えで合っているのだろうかという不安を抱えたまま、
言葉を選んでいる状態でした。

意味が書かれた練習用カードまで使いましたが、
それでも「自分の言葉で読めている」という感覚は持てませんでした。

学習を続ける中で、
タロットにつまずくポイントが、次第にはっきりしてきました。

カードの意味を覚えられないこと。
枚数が多く、全体像がつかめないこと。
相談を受けてカードを引いても、
何を答えるのが正解なのか分からなくなること。

さらに、逆位置になると、完全に手が止まります。
教え方は先生ごとに違い、
本を読めば読むほど、混乱は増えていきました。

そして最終的に、多くの人がたどり着く結論があります。

「自分には向いていなかったのだと思う」

正直に言えば、その気持ちはよく分かりました。
「これは挫折してしまうはずだ」とも思いました。

ただ、そこで一つの疑問が生まれました。

タロットカードは、絵札です。
単語を暗記しなくても、
この絵そのものに意味があるのではないだろうか。

そして、なぜ同じ絵なのに、
向きが逆になっただけで意味が変わる前提になっているのだろうか。

ここから、私の学び方は大きく変わりました。

カードに描かれているモチーフを一つずつ調べ、
象徴としての意味を追い、
絵で理解する方法を探し続けました。

その過程で、
「もっと混乱しにくく、自分で考えながら理解できる学び方があるのではないか」と考えるようになりました。

試行錯誤の末、
私は従来とはまったく違う整理の仕方にたどり着きました。

ただ、このブログでは、
その学習方法をいきなり伝えることはしません。

なぜなら、その前に知ってほしい前提があるからです。

学ぶ内容や、その順番が、
必要以上に難しくなっているだけなのです。

だから、もし挫折した経験があるなら、
あなたは何も悪くありません。
学習の方法が合っていなかっただけです。

そして、その理由は、
個人ではなく、もっと手前の構造にありました。

それは、
タロットカードが日本に伝わった過程、
そして、そもそもタロットカードが
どのような意図で作られたのか、という点です。

次回は、
「今の学び方がズレてしまった始点」である、
タロット誕生の背景についてお話しします。

ここが、すべての出発点です。

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