「数十万円かけて綺麗なLPを作ったのに、問い合わせが1件も来ない」
「広告費だけが毎月消えていく…」
こうした悩みを抱えるビジネスオーナーは少なくないのではないでしょうか。
LP(ランディングページ)への投資が無駄になる感覚は、非常につらいものです。成果が出ないとき、多くの方が「デザインが悪いのでは」と疑います。
しかし本当の原因は、デザインの手前にある戦略や流れにあることがほとんどです。
そこで今回の記事では、LP制作後に成果が出ない"本当の原因"を5つの失敗パターンとして解説します。
「だから、うちのLP(ランディングページ)は売れなかったのか」という納得感とともに、具体的な改善の方向性をご理解いただけるでしょう。
LPの良し悪しは「センス」ではなく「数字」で判断する
失敗パターンに入る前に、大切な前提をお伝えします。
LPの成果は感覚ではなく、数字で判断すべきです。ランディングページの改善において、この視点は欠かせません。
具体的には主に以下の3つの指標を見ます。
・「アクセス数(集客できているか)」
・「直帰率(最初の画面で離脱されていないか)」
・「成約率CVR(実際に行動してもらえているか)」
です。
この3つのどこに問題があるかによって、改善すべき箇所が全く異なります。
「なんとなくLPが売れない」という感覚で全体をリニューアルするのではなく、LP改善のボトルネックを数字で特定することが出発点です。
LPで成果が出ない5つの失敗パターンと改善方法
では、具体的に「5つの失敗パターン」を見ていきましょう。
パターン①:ファーストビューで何の商品かわからない
ファーストビューとは、ランディングページを開いた瞬間に画面に表示される最初のエリアです。ここで訪問者の心を掴めなければ、3秒以内に離脱されます。LP制作において、ファーストビューは最も重要な要素の一つです。
LP制作でよくある原因は、キャッチコピーが抽象的すぎることです。
「新しい未来へ」「あなたの可能性を広げる」といった言葉は、何の商品かまったく伝わりません。
スマートフォンで開いた瞬間に「誰の・どんな悩みを・どう解決するページか」が一目でわかることが必要です。
改善の方向性としては、ファーストビューに具体的な数字や実績を入れることが効果的です。「導入実績〇〇社」「満足度98%」など、一瞬で信頼感を伝えられる情報を最上部に配置してください。(※ 記載する表現は景品表示法に十分注意して下さい)
パターン②:広告のメッセージとLPの内容がズレている
広告をクリックして来た訪問者は、広告文で期待を持った状態でランディングページに到達します。しかしLPを開いたら「思っていた内容と違う」と感じた瞬間に離脱します。
例えば、広告では「初回限定プラン」を打ち出しているのに、LPを開いたらその情報が見当たらないケースです。訪問者は期待を裏切られたと感じ、信頼を失います。
改善するには、訪問者がクリックした広告文やキーワードの言葉をランディングページの冒頭にも使うことです。広告とLPのメッセージに一貫性を持たせることで、離脱率を大きく下げられます。
パターン③:スマートフォンで見づらい
今やBtoCはもちろん、BtoBでも多くのの訪問者がスマートフォンでページを閲覧しています。それにも関わらず、PCでの見え方だけを確認して制作されたLPは少なくありません。
LP上でスマートフォンが原因で起きやすい問題は、文字が小さすぎて読めない、ボタンが小さくて押しづらい、画像の比率がくずれて見切れるといったものです。
これらがあると、内容以前に「読む気が失せる」状態になります。
改善するには、スマートフォンでの閲覧を前提にLP全体を組むことです。文字サイズは16px以上、ボタンは親指で押しやすい大きさに設定し、実機でのチェックを必ず行ってください。
パターン④:信頼できる証拠が足りない
LP上に商品やサービスのメリットをいくら並べても、それだけでは「自社の自画自賛」にしか見えません。訪問者は「本当に効果があるのか」「怪しくないか」を常に疑っています。
特にインターネット上では、実績や証拠がないページは信用されにくいです。
「お客様の声」
「導入実績の数字」
「第三者からの評価や表彰歴」
といった客観的な情報が、信頼の根拠になります。
改善するには、顧客の声を写真付きで掲載し、具体的な数値を入れることが効果的です。
「〇〇が改善しました」という曖昧な表現は避けましょう。「3ヶ月で問い合わせが月2件から8件に増えました」のように具体的なほうが読者の納得感が高まります。
パターン⑤:問い合わせや購入の心理的ハードルが高すぎる
LP制作においてフォームまでたどり着いた訪問者が、入力途中で離脱するケースは非常に多いです。
特に名前・住所・電話番号・メールアドレス・問い合わせ内容など、入力項目が多いほど完了率は下がります。
また、フォームにつながるボタンが例えば「今すぐ(高額商品を)購入する」の1種類しかない場合も、心理的なハードルが高く「ボタンを押すのを止めよう」とされやすくなります。
改善するには、入力項目を最低限に絞ることです。名前とメールアドレスだけで送れるフォームにするだけで、完了率が上がるケースがあります。
また「無料相談」「資料ダウンロード」など、購入より前の小さな一歩を用意することで、まず接点を作ることができます。
LP制作で最初から失敗しないために
ここまで5つの失敗パターンを見てきました。貴社が現在LP(ランディングページ)を既に持っている方は、ぜひ自社のページと照らし合わせてみてください。
一方、これからLP制作を依頼する方にとっても、この5つは重要なチェック項目です。
依頼前に制作者と事前に確認しておくべき最低限の項目が3つあります。
「ファーストビューはどうするか」
「広告との一貫性はどう担保するか」
「フォームの項目数はどうするか」
最低限、これだけでもランディングページ完成後の手戻りを防げる確率が高まるでしょう。
また、ランディングページ制作を依頼する際は、LP制作者が「数字で成果を考えているか」を確認することも重要です。
見た目の美しさだけを語る制作者より、「ファーストビューでどう離脱を防ぐか」「フォームの項目数をどう絞るか」を具体的に話せる制作者のほうが、成果につながるLP制作ができます。
売れるLP(ランディングページ)は、公開してから育てていくものです。最初から完璧を目指すのではなく、数字を見ながら一つずつ改善を重ねていく姿勢が、長期的な成果につながります。
まとめ
この記事のポイントを振り返ります。
・LPの成否はセンスではなく、アクセス数・直帰率・成約率の3つの数字で判断する
・ファーストビューで商品内容が伝わらなければ3秒で離脱される
・広告とLPのメッセージの一貫性がなければ信頼を失う
・スマートフォンでの閲覧体験は必ず実機で確認する
・信頼の根拠となる客観的な情報が不足すると成約につながらない
・入力ハードルを下げ、小さな一歩を用意することで接点が増える
ランディングページの運用が失敗している場合、必ず明確な原因があります。
いきなりランディングページ全体を作り直さなくても、一部のテキストや配置を見直すだけで成約率が変わることがあります。まずLP全体の数字を見て、ボトルネックを1つ特定することから始めてください。
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