「私ってダメだな」と思ったとき、それは事実じゃなく“思考のクセ”かもしれない

「私ってダメだな」と思ったとき、それは事実じゃなく“思考のクセ”かもしれない

記事
コラム
「またできなかった」
「どうせ私には無理」
「きっと嫌われたんだ」
「私が悪かったんだと思う」

こんなふうに考えてしまうこと、ありませんか?

実はこれ、
起きた出来事そのものではなく、自分の“思考のクセ”によってそう見えているだけかもしれません。

同じ出来事が起きても、
「失敗した。やっぱり私ってダメだ」
と思う人もいれば、

「失敗したけど、次はこうしてみよう」
と思う人もいます。

起きたことは同じ。

でも、その出来事をどう見るかによって、感じる気持ちも、その後の行動も全然変わってきます。


思考のクセがあること自体は悪くない

人には誰にでも、考え方のクセがあります。

たとえば、
「ちゃんとしないといけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「失敗したら恥ずかしい」
「母親なんだからこれくらいできて当たり前」
「どうせ私なんて」

こういう考えが、知らない間に自分の中の「当たり前」になっていることがあります。

問題なのは、思考のクセがあることではありません。

自分の考え方が偏っていることに気づかず、それを“事実”だと思ってしまうこと。

ここが結構やっかいなんです。


自分の思考のクセは、自分ではなかなか見つけられない

たとえば、友達が
「今日、子どもに怒っちゃった。私って本当にダメなお母さんだよね」

と言ったら、どう思いますか?

きっと、
「いやいや、一回怒ったくらいでダメなお母さんにはならないでしょ」
って思えるんじゃないでしょうか。

ところが、自分のことになると、
「また怒ってしまった」
「私は感情をコントロールできない」
「こんなお母さんじゃダメ」
「子どもに悪影響を与えているかもしれない」

と、どんどん悪い方向へ考えてしまう。

他人のことなら冷静に見られるのに、自分のことになると見えなくなる。

これが思考のクセの難しいところです。

だって本人にとっては、
「そう考えている」のではなく、
「そうに決まっている」
くらい自然なことだから。

だから、
「もっと前向きに考えよう」
「考えすぎないようにしよう」
と言われても、なかなか変えられません。


だからこそ、人と話すことに意味がある

私は、人と話すことの大きな意味のひとつは、
自分では見えない自分の思考に気づけることだと思っています。

誰かに話していると、
「なんでそう思ったの?」
「それって本当に全部あなたの責任かな?」
「できなかったことばかり見てるけど、できたこともあるんじゃない?」

そんなふうに、自分一人では出てこなかった視点をもらうことがあります。

すると、
「あれ?」となる。

「私、できてないところばっかり見てたかも」
「勝手に嫌われたと思い込んでただけかも」
「全部ちゃんとやらなきゃって思ってたな」

ここで初めて、
自分の思考と、自分自身を少し離して見られるようになります。


大切なのは「正しい考え方」に直すことじゃない


ここは、私はすごく大切だと思っています。

誰かに、
「その考え方は間違ってるよ」
と言われたいわけじゃないんですよね。

正解を教えてほしいわけでもない。

必要なのは、
「そんな見方もあるんだ」
と、自分の中の選択肢を増やすこと。

今まで、
「失敗した=私はダメ」
という見方しかできなかったところに、

「失敗した=やってみたから分かったことがある」
という見方が加わる。

「断られた=嫌われた」
しかなかったところに、

「今はタイミングが合わなかっただけかもしれない」が加わる。

最初の考えを無理やり消す必要なんてありません。

見方がひとつ増えるだけでも、心はずいぶん楽になります。


自分で自分を立て直せるようになるために


私はセルフメンタルケアって、
「いつもポジティブでいられるようになること」
ではないと思っています。

落ち込む日もある。
イライラする日もある。
「私なんて」と思ってしまう日もある。

それでも、
「あ、今いつもの考え方になってるかも」
と気づけたらいい。

そして、
「他の見方はないかな?」
と自分に問いかけられるようになったらいい。

それが少しずつ、
自分で自分を立て直す力になっていく。

でも最初から、それを一人でやるのは難しいです。

だって、自分の思考のクセは、自分にとってはあまりにも普通だから。

だから最初は、人と話してみる。
言葉にしてみる。
「私はこう思ってる」を外に出してみる。

そして一緒に、
「どうしてそう思ったんだろう?」
「他の見方はないかな?」
と探してみる。

私は、その時間にすごく意味があると思っています。

もし今、
一人で考えては同じところをぐるぐる回っているなら、
あなたに必要なのは「もっと頑張って考えること」ではなく、

一度、自分とは違う視点を借りてみることなのかもしれません。

誰かと話すことで初めて見える自分があります。

そして、自分の思考のクセに気づけるようになると、

少しずつ、
「自分で自分を立て直せる私」
に近づいていけると思っています。


いつでもこちらでお待ちしています。
話に来てみませんか?

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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