「インタビューライターの仕事、できますか?」と言われて、20年間やってきたことに気づいた

「インタビューライターの仕事、できますか?」と言われて、20年間やってきたことに気づいた

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コラム
「インタビューライターの仕事、できますか?」

先日、ある編集者の方と話していたとき、そんなことを聞かれました。

私はその場で、

「できると思います」

と答えました。

インタビューライターとして仕事をしてきたわけではありません。

でも、なぜか「できる」と思った。

考えてみれば、私は約20年間、コーチングや対話の仕事を続け、これまで5,000回以上、人の話を聞いてきました。

そして、ただ話を聞いて終わりではありません。

セッション中にクライアントさんが話したことをメモし、終了後にはフィードバックシートを作って送る。

ときには個人が特定されないように編集し、その人に起きた気づきや変化を記事にして、同じような悩みを持つ人に届ける。

そんなことをずっとやってきました。

つまり、

人の話を聞く。

質問する。

その人の言葉を受け取る。

そこに何があったのかを整理する。

読める形にして返す。

これって、インタビューして記事を書くことと、構造としてはほとんど同じなんですよね。

職業名が違ったので、自分でも気づいていなかっただけでした。

だったら、本当にやってみよう


私は毎朝、オンラインで英会話のレッスンを受けています。

長くレッスンを受けているフィリピン人の先生がいて、年齢は私より22歳下ですが、以前フィリピンを旅したときには一緒に出かけたこともある、友人のような存在です。

彼女には、この一年でいろいろなことが起きていました。

大きな地震があり、暮らしていた場所を離れ、パートナーの家で生活することになった。

そして妊娠し、これから母親になる。

地震のあと、久しぶりにレッスンを受けたとき、彼女が話してくれたことがありました。

「いつか旅行へ行くときに履こう」と思っていた靴。

「いつか使おう」と取っておいたコスメ。

「いつかお客さんが来たら使おう」と大切にしていた食器。

地震によって、その食器は割れてしまった。

彼女は、

「いつか、いつかと思って、いろいろなものを取っておきすぎた」

と話していました。

私はその話がずっと印象に残っていました。

そこである朝、思いつきました。

彼女のこの一年を、インタビューしてみよう。

ChatGPTと一緒に、質問を考えてみた


私はChatGPTに、地震や引っ越し、妊娠など、彼女にこの一年で起きたことを簡単に伝えました。

「これから彼女にインタビューをするので、質問を考えてください」

すると、10個ほどの質問が出てきました。

25分の英会話レッスンのうち、インタビューをしたのは20分ほど。

質問を一つずつしていくと、私が事前に聞いていなかった話が、次々と出てきました。

先生自身も、

「いい質問だね」

「深い質問だね」

と言いながら、楽しそうに答えてくれました。

話しているうちに、「幸せ」の話になった


その中で出てきたのが、自分の幸せについての話でした。

人が海外で働いているのを見て、自分もそうなりたいと思う。

誰かが望んでいる人生を見て、それを自分も望んでいると思っていたところがあったのかもしれない。

でも地震や妊娠など、予定していなかった出来事が次々に起きたことで、未来や幸せに対する彼女自身の見方が変わってきた。

以前の彼女も知っている私には、その変化がよくわかりました。

「ずいぶん変わったな」

話を聞きながら、そんなことを感じていました。

AIに録音を渡した瞬間、「いつもの仕事と同じだ」と思った


インタビューが終わったあと、録音した対話をAIに渡しました。

「これをインタビュー記事として納品できる形にまとめてください」

そこで私は気づきました。

これ、いつもやっていることと全く同じだ。

私は普段のセッションでも、録音した対話をAIに渡し、クライアントさんへ送るフィードバックシートを一緒に作っています。

以前は自分でメモを取り、そのメモをもとにフィードバックを書いていました。

AIを使うようになって変わったのは、私がメモした部分だけではなく、**対話全体へもう一度戻れるようになったこと**でした。

私自身が何を問いかけ、相手がどう答え、その前後で何が話されていたのか。

それをあとから読み直せる。

そして、あとでAIと振り返れると思うと、対話中の私は以前よりも目の前の人の話を聞くことに集中できるようになりました。

今回のインタビューでも同じでした。

違ったのは、最後に作るものが

「フィードバックシート」ではなく、

「記事」だったことです。

対話が、一つの「読み物」になった


タイトルがつき、導入が生まれ、一年間の出来事が一つのテーマによってつながっていく。

出来上がったものは、雑誌に載っている人物特集のような、一つの読み物になっていました。

それをさらにPDFにして先生へ送ったところ、とても喜んでもらえました。

そのとき思いました。

「あ、これでいいんだ」

サービスの原型が、その日のうちにできました。

調べてみたら、「私は逆だ」と思った


そこからChatGPT WorkやClaudeのプロジェクトを使って、すでにあるインタビューサービスについて調べました。

いろいろ見ているうちに、

AIではなく、人間だからできること

を価値として伝えているサービスがあることに気づきました。

それを見たとき、私は、

「あれ、私は逆だな」

と思いました。

私はAIを使いたい。

文章を書くときだけではありません。

質問を考えるところからAIを使いたい。

人間だけで考えないから、違う質問が出てくる


私は仕事柄、人の話を聞いていると自然に質問が浮かびます。

映画を観ていても同じです。

なぜ、この人はこうしたんだろう。

これはどういう意味なんだろう。

この前と今では、何が変わったんだろう。

何を見ていても質問が出てくる。

もう職業病みたいなものです。

それでも、自分一人から出てくる質問には、自分の視点があります。

そこにAIを入れると、別の角度から質問候補が出てくる。

もちろん、その質問を順番に読み上げるわけではありません。

目の前の人の話を聞きながら、どこをもう少し聞きたいのかを私が選ぶ。

思いがけない言葉が出てきたら、そこから別の質問へ進む。

そして対話が終わったら、今度はAIと一緒にもう一度読み直し、何が語られていたのかを探し、記事にする。

AIが質問をつくり、人間が聞き、最後に人間が編集する


今回の制作方法を整理すると、こんな流れです。

AIが質問の候補をつくる。





AIと文章をつくる。


最後に人間が編集する。

そんな作り方です。

考えてみれば、私はインタビュアーとして5,000回仕事をしてきたわけではありません。

でも約20年間、5,000回以上、

人に問いかけ、

話を聞き、

その人が話したことを整理して、

フィードバックする。

ということを繰り返してきました。

新しい能力ではなく、「別の入口」が見つかった


「インタビューライターできますか?」

あの質問によって、新しい能力が突然生まれたわけではありませんでした。

ずっとやってきた仕事に、別の入口が見つかった。

そんな感覚のほうが近いです。

ココナラで、インタビュー記事制作を始めました


今回、この制作方法を使ったインタビュー記事制作を、ココナラで始めました。

有名な人である必要はありません。

仕事について話してみたい。

この一年に起きたことを振り返ってみたい。

人生の転機を、いちど言葉にしてみたい。

自分がなぜ今の仕事をしているのか、誰かに聞いてもらいたい。

あるいは、

「記事にしたいことなんて、まだ決まっていない」

というところからでも大丈夫です。

実際、今回私がインタビューした先生も、最初から「自分の幸せについて話そう」と決めていたわけではありませんでした。

質問され、話していくうちに、本人の中から出てきた言葉がありました。

私は、そういう言葉を聞いてみたいと思っています。

話すところから、まだ言葉になっていない経験を記事へ


AIと一緒に、その人に合わせた質問の候補を考える。

実際の対話では、目の前の人の話を聞きながら、次の質問を選ぶ。

そして対話が終わったら、もう一度AIと読み直し、一つのテーマを見つけ、約3,000字の記事に仕上げます。

誰かに読んでもらうための記事にしてもいい。

仕事や活動を伝えるために使ってもいい。

誰にも見せず、今の自分を残しておくための記事でもいい。

「私にも、記事になるような話があるのかな」

と思った方こそ、一度話してみてください。

記事になるものがあるかどうかを、先に決めなくても大丈夫です。

話すところから、まだ言葉になっていない経験を、読める形へ。

詳しい内容は、こちらのサービスページでご案内しています。

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