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大美賀直子 著
長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか
~さびしい母と優しすぎる娘~より
母が「よい母」であろうとしすぎると、
子どもも「母の眼鏡にかなう子」でいなければ
認めてもらえないものと思い、人一倍の努力をするのもです
(中略)
長女の場合
「女性としてパーフェクトな母に追いつかなければ」
「母が認める学歴やキャリアを目指さなければ」
などと気負い、思春期、青年期になって燃え尽きてしまうこともあります

母親からの「正しく」「きちんと」というプレッシャーが強すぎると
ダメな自分を許せず「よい子」の自分の姿しか表に出せなくなってしまいます
イギリスの小児科医ウィニコットは、子どもを育てるには
「グッド・イナフ・マザー」でいるのが良いと説きました
「完璧な良い母(グッド・マザー)」より
「ほどほどに良い母(グッド・イナフ・マザー)」の方が
子どもは自分自身の力でよく育つことができる、ということです

それには母親自身がすべてをきちんと完璧にこなすことにこだわらず、
「ときにはぐうたらしたい」「手を抜いてほどほどにやればいい」
という気持ちがあってもいいと認めることです
すると、子どもは大らかに、自分らしく育つことが出来ます
良妻賢母像が自分を縛りつけ、母親自身がありのままに生きられないでいると
その緊張感は娘に如実に伝わってしまいます
(中略)
母親からの過剰な期待をかけられた娘は「よい子」のプレッシャーが強力過ぎて
自分らしくありのままに生きる術がわからなくなってしまうことがあるのです

