サイバーセキュリティ・東側諸国ニュース 2026/10/25

サイバーセキュリティ・東側諸国ニュース 2026/10/25

記事
IT・テクノロジー

ロシアでも「闇バイト」が問題に ― 口座や電話番号を貸す若者の4人に1人が未成年


日本では、SNSで「簡単に稼げる」と誘われた若者が犯罪に巻き込まれる「闇バイト」が社会問題になっています。実は、ロシアでもよく似たことが起きています。

ロシアの内務大臣は10月、未成年による犯罪についての会議で、気になる数字を発表しました。10代が関わる犯罪の件数は、この10年で5万3,000件から3万件未満へと大きく減りました。ところが、サイバー犯罪に関わった未成年は、今年に入って30%も増えているというのです。

特に問題になっているのが「ドロッパー」です。ドロッパーとは、詐欺でだまし取ったお金を受け取るために、自分の銀行口座やカード、携帯電話の番号を犯罪者に貸す人のことです。日本でいう「口座の売り買い」や「受け子」に近い役割といえます。ロシアでは、口座や電話番号を不正な取引に提供することへの罰則が新たに設けられました。その結果、処罰されたドロッパーの4人に1人が未成年だったことが明らかになりました。

若者を誘い込む入口は、日本と同じくSNSやメッセージアプリです。「ちょっと口座を貸すだけ」「カードを預かるだけ」といった楽な稼ぎの誘いが、主な手口になっています。

ロシアのネット詐欺の被害は深刻です。モスクワでは1人の女性が4億5,000万ルーブル(日本円で数億円)をだまし取られ、詐欺1件の被害額として過去最大になりました。今年だけで被害総額は330億ルーブルに上るとされます。こうした詐欺を裏で支えているのが、お金の通り道になる口座、つまりドロッパーなのです。

 「貸すだけ」でも立派な犯罪

日本でも、自分の口座や携帯電話番号を他人に渡したり売ったりすることは法律(携帯電話不正利用防止法)で禁じられており、処罰の対象になります。「名前を貸すだけ」「荷物を受け取るだけ」でも、詐欺の片棒を担いだことになりかねません。

★「高収入」「即日払い」「簡単な作業」といった誘いは、まず疑う
★ 自分の口座、カード、携帯電話、身分証のコピーは、絶対に他人に渡さない
★ 家族、特に10代の子どもと「こういう誘いがある」と話しておく

国が違っても、犯罪者の手口と、狙われやすい人は驚くほど似ています。

出典:irozysk, SecLabNews



サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す