マーケティング担当者やコンサルタントの方と話していると、時々「呪文」のような言葉が飛んでくることはありませんか?
「今回の施策、エンゲージメントは高いんですが、CVに繋がっていなくて。ペルソナへの訴求がズレているかもしれません。次はUGCを活用して……」
(……うんうん、なるほど。……で、どういうこと?)
心の中でそう思いながら、なんとなく頷いてやり過ごしてしまう。 実はこれ、昔の私です。
専門用語は、知っている人にとっては便利な「共通言語」ですが、知らない人にとっては「壁」になってしまいますよね。でも、安心してください。これらの言葉は、日本語に直せば実はとてもシンプルなことばかりなんです。
今日は、SNS集客でよく使われる、でも今さら聞けない「カタカナ用語」を10個、日常の言葉に翻訳してご紹介します。これさえ押さえておけば、明日からの打ち合わせがもっとクリアに聞こえるはずです。
1. ペルソナ(Persona)
【翻訳】たった一人の「理想のお客様」 「30代女性」のようなざっくりしたターゲットではなく、「都内に住む32歳の花子さん。仕事は事務職で、週末はカフェ巡りが好きで、最近肌の乾燥に悩んでいる」くらい詳細に設定した架空の人物像のことです。 「誰に手紙を書くか」をハッキリさせるために作ります。
2. エンゲージメント(Engagement)
【翻訳】お客様との「親密度」 直訳すると「約束」や「婚約」。SNSでは、投稿に対する「いいね」「コメント」「保存」などの反応を指します。 単に見られた回数ではなく、「どれだけ心が動いたか」「どれだけ仲良くなれたか」を測る、コミュニケーションの温度計のようなものです。
3. インプレッション(Impression / Imp)
【翻訳】チラシが「表示された回数」 あなたの投稿が、誰かのスマホ画面に表示された回数のことです。 注意点は、1人が10回見ても「10インプレッション」になること。あくまで「延べ回数」です。
4. リーチ(Reach)
【翻訳】チラシを見た「人の数」 こちらはインプレッションとは違い、投稿を見た「実人数」を指します。 1人が10回見ても、リーチは「1」です。「どれだけ多くの人に届いたか」を知りたい時はこちらを見ます。
5. コンバージョン(Conversion / CV)
【翻訳】最終的な「ゴール」 直訳すると「転換」。Webサイトを訪れた人が、ただの「閲覧者」から「購入者」や「申込者」に変わる瞬間のことです。 「商品購入」「資料請求」「LINE登録」など、あなたが設定したゴールの達成数を指します。「CV(シーブイ)」と略されることが多いです。
6. クリエイティブ(Creative)
【翻訳】画像や動画などの「制作物」 「今回のクリエイティブどうします?」と聞かれたら、「投稿に使う画像や動画はどうします?」という意味です。 SNSでは文章以上に、パッと見の画像(クリエイティブ)が命運を分けます。
7. LP(ランディングページ)
【翻訳】商品販売のための「縦長のチラシ」 広告やSNSをクリックした後に表示される、商品紹介に特化した縦長のWebページのことです。 通常のホームページ(玄関)とは違い、余計なリンクを無くして、「注文する」ボタンを押してもらうことだけに集中して作られた、専用のカタログのような場所です。
8. KPI(ケーピーアイ)
【翻訳】ゴールまでの「中間目標」 最終的なゴール(売上など)に辿り着くために、途中でチェックすべき数字のことです。 例えば「月100万円売り上げる」が最終ゴールなら、「毎日1投稿する」「月に30件の問い合わせをもらう」などがKPIになります。道に迷わないための道しるべですね。
9. UGC(ユージーシー)
【翻訳】お客様による「口コミ投稿」 User Generated Contentの略で、一般のユーザーさんが作ってくれたコンテンツのことです。 「このカフェ美味しかった!」というインスタ投稿などがこれにあたります。企業が自分で言う「美味しいですよ」よりも、お客様の「美味しかった!」の方が、何倍も信頼されますよね。
10. PDCA(ピーディーシーエー)
【翻訳】「仮説・実行・検証・改善」のサイクル Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)。 難しく聞こえますが、要は「やってみて、ダメだったら直して、またやる」という試行錯誤のことです。「PDCAを回す」と言われたら、「やりっぱなしにせず、反省と改善を繰り返して良くなっていきましょう」という意味です。
いかがでしたか? 「なんだ、そんなことだったのか」と思った言葉もあったのではないでしょうか。
用語はあくまで、会話をスムーズにするための「道具」に過ぎません。言葉の意味にとらわれすぎず、「で、これでお客様はどう喜ぶんだっけ?」という本質を大切にしながら、マーケターさんとの会話を楽しんでみてくださいね。
もしまた分からない言葉が出てきたら、恥ずかしがらずに「それって、どういう意味ですか?」と聞いてみるのも、実は一番の近道だったりしますよ。
これってどういう意味?
と思う用語があったら、気軽に質問してくださいね♪