朝食を抜くとダイエットになる?それ、逆効果かもしれません
「朝は食欲がないから抜いちゃう」「朝食を抜いた方がカロリーが減っていいんじゃない?」——そう思っている方、実は少なくないですよね。でも今回は、その考えがダイエットにとって逆効果になりうる理由をお伝えしたいと思います。
朝食抜きで体重が増えるメカニズム
名古屋大学大学院の小田裕昭准教授らの研究グループが行ったマウスを使った実験では、朝食を抜いたマウスは、食事量が同じでも体重が増加し、さらに筋肉量が低下することが明らかになりました。その原因として考えられているのが、体内時計の乱れです。
朝食には、体内時計をリセットして代謝のリズムを整えるスイッチのような役割があります。朝食を抜くことで肝臓や筋肉の時計遺伝子に異常が生じ、脂肪が蓄積しやすい身体になってしまう可能性が示されています。
※この研究はマウスを対象としたものであり、人間でも同様のことが起こるかどうかについては、さらなる研究が必要とされています。
また、朝食を抜くと昼食や夕食でドカ食いしやすくなるという側面もあります。「朝食の分だけカロリーが減る」という単純な話にはならないんです。
朝食の割合を下げる食べ方にも注意
「朝は軽くして、昼と夜をしっかり食べる」という食べ方もよく耳にしますよね。これについては研究によって結果が異なるため一概には言えませんが、一部の研究では、1日の中で朝食の割合を高め、夕食を控えめにする方が体重減少につながりやすいという結果も報告されています。朝食を極端に減らす食べ方は、少なくともダイエットの観点からはおすすめしにくいといえそうです。
糖尿病のリスクという観点からも朝食は大切
ダイエットだけでなく、健康全般の観点からも朝食は重要です。朝食抜きと糖尿病の関係を評価した8件の研究・約10万人以上を分析した研究では、朝食を抜いていると糖尿病のリスクが1.2倍高くなると報告されています。
その背景のひとつとして注目されているのが**「セカンドミール現象」**です。朝食を抜くと絶食時間が長くなり、遊離脂肪酸が高い状態のまま昼食を迎えることになります。この状態ではインスリンの効きが低下しやすく、朝食を抜いた日の昼食後の血糖が有意に高くなると報告されています。
※これらはあくまで「関連がある」という観察研究が中心であり、朝食を抜くこと自体が直接の原因かどうかは、まだ完全には解明されていません。
「朝食=ダイエットの敵」ではなかった
朝食を抜くことが体重管理や健康にとってプラスに働くというエビデンスは、現時点では非常に限られています。一方で、朝食をきちんと食べることが体内時計を整え、代謝を正常に保ち、糖尿病リスクを下げる可能性を示す研究は複数存在しています。
忙しい朝でも、ヨーグルトやバナナなど手軽なものでかまいません。まずは朝食を抜かない習慣から、身体を整えていきましょう!
※リバウンドさせない、持続可能なダイエットを。
「大人のダイエットコーチング」では、あなたの身体と生活習慣に合わせた、無理なく続けられるダイエットプランを個別にご提案します。
まずは無料相談から。 お気に入り登録またはメッセージでお気軽にどうぞ!