不幸を受け入れた時に起こること
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妊活と「受け入れる力」
妊活をしていると、
思い通りにいかないことばかりです。
検査の結果が良くなかったり、
期待していた周期に妊娠できなかったり、
やっと授かっても、
流産というつらい経験をすることもあります。
私自身、流産を経験したときには、
「なんで私だけ
こんな目にあうの?」
「こんなに努力しているのに、
不公平だ!!」
と心の中で叫んでいました。
「なぜ私は妊娠できないのか」
「なぜ流産を
経験しなければならないのか」
その問いには明確な答えはなく、
ただ納得できない現実だけがそこにありました。
そう思い続ける限り、
現実は変わりません。
むしろ足踏みし、
苦しみを長引かせるだけだったのです。
そして
ある時、ふと思ったんです。
「不幸を受け入れることは、
自分を受け入れることなんだ」
と。
妊娠できない自分、流産してしまった自分。
それも、私の人生の一部。
消したい過去だけど、
否定するのではなく、受け入れる。
すると不思議なことに、
心の中に少しだけ余白が生まれました。
不幸を受け入れるとは、
敗北を認めることではありません。
それは
「現実をまっすぐに見据える力」です。
妊娠できない自分を受け入れる。
流産してしまった自分を受け入れる。
それができない限り、次の一歩は見えてこない。
比べ続け、
嘆き続ける人の不幸は膨れ上がります。
「受け入れること」は
決して簡単ではありません。
でも、受け入れは、
不幸をそこで
終わらせることができます。
覚悟を決めて「今はそういう時」と認める。
その瞬間、人生は再び動き出すのです。
不幸を受け入れられない人は、
いつまでも不幸の中に閉じ込められます。
悲劇のヒロインを演じ続けたいわけでは
ないはずです。
逆に、不幸を受け入れた人だけが、
幸せへの道を歩むことができるのなら
そのほうがいいのです。
不幸を受け入れることができるとき、
人は新しい視点を得ることができるのです。
不幸を受け入れるとき、
人は「抵抗」をやめます。
「どうして自分だけ?」
「こんなのは耐えられない」
こうした抵抗は、
エネルギーが外へ外へと向けられ、
受け入れるとき、
そのエネルギーが内側に向かいます。
すると、
今まで見えなかった現実が見えてくるのです。
妊活における“受け入れ”の意味
妊活において「不幸を受け入れる」とは、
「妊娠できなかった事実」や
「流産の悲しみ」を否定せず、
「今の自分の現実」として引き受けることです。
そのとき初めて、問いが変わります。
「この経験をどう生かそうか」
➡ たとえば、
体のケアに
もっと目を向けるきっかけになったり、
同じ経験をした人に共感できる力
になったりします。
「これから何ができるだろうか」
➡ たとえば、治療のステップを
見直すことかもしれないし、
心を休ませる時間をつくることかもしれません。
あるいは、「子どもを持つこと」だけでなく
「自分の人生をどう充実させるか」という
視野を持つことかもしれません。
不幸を受け入れることは、
悲しみをなかったことにするのではなく、
その経験を人生の一部として抱きながら
「次に進む力」に変えること。
妊活においても、
ここに本当の意味での「前進」が
あるのだと思います。