公務員-災害対応の実際-

公務員-災害対応の実際-

記事
コラム
脱公務員キャリアコンサルタントのしーもです。

私は建設系の部局に長らくいたので、気象警報や災害とはとても身近なところで過ごしてきました。

今回は、私が経験した自治体での日常的な災害対応のことをお伝えします。(全ての自治体が同じではありませんし、部局によっても違いはあります)

■警報が出ると仕事モード

梅雨の時期、雨が強くなると大雨警報や大雨洪水警報となることが多いですし、もう少し先の季節になると台風の接近に伴い、暴風警報も増えてきます。

警報が出ると、夜間だろうが休日だろうが役所は警戒態勢に入ります。

その際、あらかじめ部局ごとに決められた班分けに従って、参集の連絡が入ります。

■非常時の参集は自家用車が前提⁈

連絡が入ると、夜中であっても身支度を整えて役所に出向きます。

深夜の場合は、公共交通機関も動いてないので、基本自家用車を使って参集します。

車を所持していない若い職員も増えていますので、そういう人はタクシーで来るか、あまりに遠方の場合は、誰かに代わってもらう感じになります。

仮にタクシーで来たとしてもタクシー代は支給されません。

業務に必要だから来たのに、自己負担というのも変な話です。

私も行きは公共交通機関で行って、帰りは夜中の2時くらいの解散となったために、やむなくタクシーで帰ったことがありましたが、それも自己負担です。

公共交通機関が運行していない場合のタクシー代負担を制度として導入している自治体もあったので、自分のところでも導入してほしかったですが、誰も聞く耳をもってはくれませんでした。

■通信手段は個人スマホ

建設系の部局では、道路や河川、水路の管理もしていますので、大雨の際は河川や水路の氾濫、台風では倒木による道路の通行阻害などを数時間おきにパトロールして異常がないかを点検していました。

異常があれば、その場で対処できるものはすぐに対処し、応援や業者手配が必要な場合は、役所で待機している職員に連絡をして手配してもらうなどの対応があります。

この際使用する連絡手段は個人のスマホです。

大雨の中だろうと、暴風が吹いていようと、個人のスマホで役所とのやり取りをしますし、なんなら、最近は現場状況の写真や動画を撮るのはもっぱらスマホを使用します。

水路に身を乗り出して、スマホを片手に写真や動画を撮りながら、落としたらどうしよう…と気を引き締めて撮ったことは一度や二度ではありません。

もちろんスマホを落として流れていっても、それも自己負担です。

業務において私物PCの使用は厳しく制限されているのに、今や小型のPCと言っても過言ではない私物のスマホを業務で利用することにはものすごく寛容なのは、職員に業務用のスマホを貸与するお金をかけたくなかったのでしょうね。

■管理職には時間外勤務手当無し

どういうわけか台風とか大雨って夜中になることが多いんですよね。。

もっと日中に来てくれたら業務時間内での対応で済むんですけど、、なぜか夜に接近してきて朝までっていうパターンがやたらと多かった印象です。

台風が週末に接近するような場合は最悪です。

まだそれほど近づいてはいないうちから、土曜の朝に早くも警報が出て、そこから参集。

そのまま土曜日一日待機して、夜通し警戒パトロール、朝まで勤務して、次の班に引き継ぐということも何度かありました。

土曜の朝10時から、日曜の朝9時に交代するまで実に23時間の勤務です。
が、私は管理職でしたので時間外勤務手当も無し

振替休日はもらえるものの、土曜日の勤務時間だけでも14時間働いてますので、振り替えてもせいぜい8時間分にしかならないし、オーバーした分を手当でもらえることもなく・・・

代わりにといってはなんですが、6時間以上勤務した場合には、管理職の特別勤務手当というのが支給されました。

1回6千円です。

先の例で言えば、23時間勤務して6千円です。

時給換算で260円くらいですね…⤵

まちを守る公務員、見えないところで頑張っているんです。

あんまり厳しく責め立てないであげて欲しいです。

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