内定書と労働条件通知書の違い。何を確認すべきか

内定書と労働条件通知書の違い。何を確認すべきか

記事
学び
1.二つの書類、戸惑ったことはありませんか

内定をもらい、企業から届いた書類に目を通す。内定書らしきものと、
労働条件通知書らしきものが、別々に送られてくることに気づき、
「これは同じものなのか、それとも違うものなのか」
と戸惑った経験はありませんか。
どちらも入社に関わる大事な書類であることは分かっていても、
それぞれの役割の違いまで理解している人は、
意外と少ないと思います。

2.なぜ違いが分かりにくいのか


内定書と労働条件通知書の違いが分かりにくい理由は、
どちらも「内定後に届く公式な書類」
という点では共通しているからです。名称も似ていて、
内容にも重なる部分があるため、
同じものだと思い込んでしまいがちです。しかし、
この二つは位置づけも、記載される内容の詳しさも、
大きく異なっています。

3.先に答えを言います


内定書は「採用の意思表示」、
労働条件通知書は「働く条件の正式な提示」です。つまり、
この二つは役割が違うため、
両方を照らし合わせて確認する必要があるんです。

4.確認すべき具体的なポイント


まず、内定書は、企業があなたを採用する意思を示す書類です。
多くの場合、入社日や配属予定などが簡潔に記載されていますが、
給与や勤務時間といった詳細な労働条件までは、
書かれていないことがあります。次に、労働条件通知書は、
労働基準法によって企業に交付が義務付けられている書類です。給与、
勤務時間、休日、雇用形態など、実際に働く上での具体的な条件が、
詳細に記載されています。この二つを確認する際は、
内定書に記載されている大枠の条件と、
労働条件通知書に記載されている詳細な条件に、
ズレがないかを照らし合わせることが重要です。
もし内定書の段階で聞いていた条件と、
労働条件通知書の内容が異なっていた場合は、
入社前に必ず確認しておく必要があります。つまり、
内定書だけを見て安心するのではなく、
労働条件通知書まで届いてから、
初めて条件確認が完了するということです。

5.採用側から見た「書類の時間差」の本音


元採用担当として言うと、内定書の段階では、
まだ細かい条件が確定しきっていないケースも実際にあります。
労働条件通知書は、入社前に、
より正式な形で条件を確定させて交付されるため、
内定書との間に多少の時間差が生まれることも珍しくありません。
企業側としても、労働条件通知書が届いた段階で、
候補者から条件確認の質問を受けることは、
むしろ健全なやり取りだと捉えています。つまり採用側から見ると、
労働条件通知書の内容を丁寧に確認してくる候補者には、
慎重かつ誠実な印象を持つということです。

6.事例:条件のズレに気づいた相談者


相談者は、内定書に記載されていた年収の見込み額を信じて、
退職の手続きを進めていました。
しばらくして届いた労働条件通知書を確認したところ、
賞与を含めた年収の前提条件が、
内定時の説明とわずかに異なっていることに気づきます。
慌てて人事担当に確認したところ、
内定時の説明が概算であったことが分かり、
詳細な条件についてあらためてすり合わせを行いました。
相談者は「内定書だけで安心せず、労働条件通知書が届いてから、
もう一度確認すればよかった」と振り返っています。

7.確認するときの補足知識


労働条件通知書を確認する際は、給与や勤務時間だけでなく、
試用期間中の条件にも注意が必要です。試用期間中は、
給与や待遇が本採用時と異なるケースもあるため、
その違いまで確認しておくと安心です。また、
内定書と労働条件通知書のどちらか一方しか届いていない場合は、
もう一方がいつ頃届くのかを、
遠慮なく人事担当に確認して問題ありません。
書類の到着が遅れていること自体は、珍しいことではありません。
もし労働条件通知書の内容に疑問点や不明な点があれば、
入社前のこのタイミングで解消しておくことが大切です。
入社後に条件面での認識のズレが発覚すると、
解決により多くの時間と労力がかかってしまいます。
二つの書類の役割を理解した上で、
両方の内容を丁寧に照らし合わせる習慣を持っておくと、
入社後の安心感が大きく変わってきます。

8.まとめ


内定書と労働条件通知書は、それぞれ役割の異なる書類です。
両方の内容を照らし合わせて確認することが、
納得のいく入社につながります。

応援しています。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す