エージェントに「いい人」でいるほど、転職がうまくいかなくなります。 転職エージェントをうまく使えない人の共通点

エージェントに「いい人」でいるほど、転職がうまくいかなくなります。 転職エージェントをうまく使えない人の共通点

記事
学び
1.「エージェントに勧められたから」で応募していませんか


転職エージェントに登録した。

担当者は親切で、
求人もいくつか
紹介してくれた。

でも、なんとなく
「自分が本当に行きたい会社」とは
違う気がしている。

それでも、
「専門家が勧めるんだから
合っているのかも」と思って、
言われるままに応募している。

断ったら
印象が悪くなるかもしれない。

嫌われたくない。

そういう気持ちで、
エージェントに対して
「いい人」でいようとしていませんか。

実は、
この「エージェントへの遠慮」が、
転職をうまくいかなくする
一番の原因です。


2.なぜ「いい人」でいると失敗するのか



先に答えを言います。

エージェントの収益は、
転職者が採用されたときに
企業から支払われる
成功報酬です。

これはつまり、

「あなたの転職を成功させること」と
「採用を成立させること」が、
エージェントにとって
同じゴールのように見えて、

実は少しずれることが
あるということです。

エージェントが
「この会社はいかがですか」と
勧めてくる背景には、

「早めに動いてほしい」
「この求人の紹介件数を
増やしたい」
「この会社との関係を
維持したい」

という事情が
含まれることがあります。

エージェントの担当者が
悪意を持っているわけでは
ありません。

ただ、
構造上そうなっています。

「いい人」でいて
担当者の言う通りに動くと、

「エージェントにとって
動かしやすい転職者」には
なれますが、

「自分の軸で転職できる人」には
なれません。

つまり、
エージェントは「使うもの」であって、
「任せるもの」ではありません。


3.うまく使えない人の5つの共通点



具体的に、
どういう状態になっている人が
うまく使えていないかを
整理します。

共通点①:
自分の軸を持たずに登録している

「まずはエージェントに相談して
方向性を決めてもらおう」と
思っている人です。

エージェントは
転職の方向性を
決めてくれる場所ではありません。

「自分はこういう転職をしたい」という
軸が先にあって、
そのためにエージェントを
使う、という順番が正しいです。

共通点②:
紹介された求人を断れない

「せっかく紹介してもらったから」と、
条件が合わない求人にも
応募してしまいます。

断ることは、
担当者にとっても
有益な情報です。

「なぜ違うと思ったか」を
伝えることで、
次の紹介の精度が
上がります。

共通点③:
担当者に「聞けない」

「こんなこと聞いていいのかな」と
遠慮して、
気になることを
確認できないままでいます。

「この会社の選考で
落ちた人の傾向は?」
「年収交渉の余地は
あるか?」

こういった情報を
引き出すことが、
エージェントを活用する
醍醐味のひとつです。

共通点④:
「早く決めましょう」のペースに乗せられる

エージェントから
「今がチャンスです」
「この求人は早い者勝ちです」と
言われて、
焦って応募してしまいます。

本当に期限が迫っている
求人もありますが、

「焦らせること」自体が、
早く成約させたい
エージェント側の
インセンティブと
一致しています。

共通点⑤:
1社しか使っていない

1社のエージェントに
すべてを任せると、
そのエージェントが
扱っていない求人や、
その担当者が苦手な
業界・職種の情報が
入ってきません。

エージェントは
2〜3社を並行して使い、
情報を比較することが基本です。


4.うまく使っている人がやっていること



逆に、
エージェントをうまく使っている人は
何をしているかを
整理します。

①登録前に自分の軸を決めている

「業種・職種・年収・働き方」について、
最低限の希望と
「ここだけは譲れない」を
整理してから登録します。

②「なぜ違うか」を担当者に伝える

紹介された求人が
合わないと思ったら、
理由を一言添えて断ります。

「〇〇の部分が希望と違ったため」
と伝えるだけで、
次の紹介の質が変わります。

③エージェントから情報を引き出す

「この会社の面接で
よく聞かれることは何ですか」
「選考通過のポイントを
教えてもらえますか」

エージェントは
企業の内情を持っています。

聞かなければ
教えてもらえない情報を、
積極的に引き出します。

④ペースは自分でコントロールする

「少し時間をください」
「来週中に判断します」

自分のペースを
崩さないことが、
転職の軸を保つための
重要な習慣です。


5.採用担当者から見た「エージェント経由の候補者」の話



ここで、
採用する側と
エージェント側、
両方の本音をお伝えします。

転職者が思っていること:
「エージェント経由の方が、
採用されやすいのでは」

採用担当者と
エージェントが
実際に見ていること:

エージェントは
企業との関係を
長く続けるために、

「この会社に合いそうな候補者」を
送ることを意識しています。

ただし、
合否の判断は
採用担当者がします。

「エージェントが
推薦してくれたから通る」
わけではありません。

エージェントの「推薦文」は
あくまで補助です。

採用担当者が見るのは
あなた自身の言葉と
経験です。

*元採用担当として言うと、
エージェントから送られてくる
推薦文が
立派であればあるほど、

「本人が話したら
全然違った」という
ギャップに
がっかりすることがありました。

エージェントに
「うまく包んでもらう」より、
自分の言葉で
話せる状態を
作っておく方が、
はるかに重要です。

つまり、
エージェントは選考を
有利にしてくれるツールではなく、
「求人と情報にアクセスする」ための
ツールです。


6.エージェントとの向き合い方を変えた人の話



APさん(31歳・女性・
人事職)は、

最初のエージェントとの面談で
「とりあえず何でも
紹介してください」と
伝え、

方向性が定まらないまま
4社に応募して
全滅しました。

相談の中で、
「自分の軸」を
先に整理することにしました。

「人材育成に関われる仕事」
「残業が月20時間以内」
「年収は前職比プラスマイナス0以上」

この3点を担当者に
明確に伝えたところ、

紹介される求人の数は
減りましたが、
質が上がり、
2社目の面接で
内定を得ました。

一方、
AQさん(38歳・男性・
営業職)は、

担当者に言われるまま
8社に応募しましたが、

「なんとなく違う」という
感覚を持ちながら
受け続けていました。

最終的に1社から内定をもらいましたが、
入社後3か月で
「やっぱり違った」と
感じることになりました。

二人の違いは、
エージェントに対して
自分の軸を
持って向き合えたかどうかです。


7.担当者との相性が合わないと感じたら



最後に、
よくある悩みを
一つ補足します。

担当者の対応が
事務的で、
こちらの話を
聞いてもらえない気がする。

そういう場合は、
担当者の変更を
申し出て構いません。

「もう少し私の希望を
丁寧にヒアリングしてもらえる
担当者にお願いしたい」と
伝えるだけでいいです。

遠慮する必要は
ありません。

エージェントは
サービスを提供している側です。

合わないと感じたまま
我慢して続けることは、
時間の無駄になります。


8.まとめ:エージェントは「使うもの」、「任せるもの」ではない



今日お伝えしたことを
まとめます。

エージェントへの遠慮が
転職をうまくいかなくする
一番の原因

うまく使えない人の
5つの共通点:
軸なし登録・断れない・
聞けない・ペースに乗せられる・
1社依存

うまく使っている人は:
軸を先に決め・理由を伝えて断り・
情報を引き出し・ペースを保つ

エージェントは「求人と情報に
アクセスするツール」であって、
選考を有利にするものではない

担当者が合わなければ
変更を申し出ていい

エージェントに
「いい人」でいる必要は
ありません。

自分の軸を持って、
エージェントを動かす側に
回ってください。

それだけで、
転職活動の質が
変わります。

応援しています。


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