白か黒か

かつての私は、物事何でも「白か黒か」はっきりさせたい性格でした。

それだけでなく、人にまで知らず知らずのうちにはっきりした答を求めていた気もします。

でも、年を重ねるにつれ、物事の答は「白か黒」だけではなく、実は、世の中の9割くらいは「グレー」のままでも問題無いのかも・・・と思えるようになりました。

白か黒という基準は、自分の常識であり、自分の基準で物を言っています。私の中の「白」は、人にとっては「黒」かもしれませんし、またその逆の可能性もあるのです。

こだわって、明確な答を出そうとして、もがいて、ストレス溜めていた過去の色んな事も、今となっては、どうでも良かった事もたくさんあります。むしろ、重要だった事の方が少ないかもしれません。

「9割グレーでOK」と考えられるようになってから、色々ラクになりました。

逆に、本当に白黒はっきりさせなくてはいけない1割に労力を注げるようになり、生き方もシンプルになった気がします。

悩んでいる時、昔の自分を思い返してみると、何かヒントが見つかるかもしれません。