前回の記事では、私のファッションに対する考え方をお話ししました。今回は、セッションの核となる「100の質問」について、少しだけ深くお話しさせてください。
「100問も答えるなんて、正直めんどくさそう……」
きっとほとんどの方がそう思われるかもしれません。正直にお伝えすると、少し大変です…。
しかしそれでも私がこの「100の質問」にこだわるのには、明確な理由が3つあります。
1. 脳の「決断エネルギー」を無駄遣いしないため
人は1日に何度も「選択」を繰り返していますが、実はこれだけで脳はヘトヘトに消耗します。 スティーブ・ジョブズなどの成功者がいつも同じ服を着るのは、服選びに使うエネルギーを、もっと大事なことに使うため。
朝、クローゼットの前で「何を着よう?」と迷う時間は、実はとてももったいないのです。 100の質問で自分軸を固めることは、朝を「無意識モード」で快適に過ごし、1日の生産性を最大化するための仕組みを作る。それがこのセッションの一つの目的でもあります。
2. 「診断」に縛られないための4つの軸
「骨格診断やパーソナルカラーを受けたけれど、結局何を着ればいいか分からない」 そんなお悩みをよく耳にします。それは、診断が「他者視点」のアドバイスに過ぎないからです。
私のセッションでは、以下の4つの視点を掛け合わせます。
「好き」(あなたの直感・自認)
「似合う」(骨格・カラーの他者視点)
「なりたい理想」(心理的な憧れ・目標)
「着心地」(体が感じる快適さ)
この4つが重なる場所を見つけるからこそ、初めて診断に縛られない、そして流行や店員さんの言葉に惑わされない、あなただけの「一生モノの基準」ができあがります。
3. 「なんとなく」を「納得」に変える
「なんとなく好き、なんとなく嫌い」をそのままにしていると、クローゼットにはまた「なんとなく買った服」が増えていき、また明日も、来年も、同じようにクローゼットの前で立ち尽くすことになります。100の角度から自分に問いかけることで、あなたの深層心理にある「服選びの指標」を言語化します。
「なぜこの服が必要なのか」を自分自身で理解(納得)できたとき、初めてクローゼットから不要なものがスパッと消え、本当に必要なものだけが残ります。
自分を整理する時間は、自分を大切にする時間。
100の回答を読み解き、4つの軸で仕分け、パズルを解くように「あなただけの正解」を導き出す。このプロセスは、実はとても楽しく、自分自身を肯定する時間でもあります。
「もう服に振り回されたくない」
「自分の時間を、もっと大切に使いたい」
流行や他人の目ではなく、「自分」を主役にするため。
「誰かに褒められるオシャレ」ではなく「自分が納得できる服選び」をするためには、まず自分自身のライフスタイルや価値観を徹底的に知る必要があります。
その数時間は、これからの人生で「服に悩む時間」を一生分ショートカットするための、価値ある投資になると信じています。
【次回の記事予告】
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