「夫に言っても仕方ない」と思ったとき、 本当は何を分かってほしかったのでしょう

「夫に言っても仕方ない」と思ったとき、 本当は何を分かってほしかったのでしょう

記事
コラム
「もう夫に言っても仕方ない」

そう思ったことは
ありませんか。


何かを頼んでも、

「大丈夫でしょ」

「それくらいできるでしょ」

と言われる。


こちらがしんどいと
言おうとしても、

夫から先に、

「俺もしんどい」

「俺だって大変なんだ」

と言われてしまう。


そうすると、

「もういい」

となってしまいます。


言ったところで
分かってもらえない。

説明することさえ疲れる。

だったら、
自分でやったほうが早い。


そんなふうに、
少しずつ言わなくなっていくことが
あります。


私にも、
そんな経験があります。


「手伝ってほしい」だけではなかったのかもしれません


家族のことで、
私が動かなければならないことが
続いた時期がありました。


「どうして私ばかり」

と思うこともありました。


夫にもっと動いてほしい。

もう少し協力してほしい。


もちろん、
そんな気持ちもありました。


でも、
今になって考えると、

それだけではなかったように
思います。


本当に欲しかったのは、

「大変だったね」

「いろいろやってくれていたんだね」

そんな一言だったのかもしれません。


実際に何かをしてくれることも
嬉しい。

でもその前に、

私が大変だったことを、分かってほしかった」

のだと思います。


これは、
夫婦だけではないのかもしれません。


親子でも。

義家族でも。

介護でも。

職場でも。


一生懸命やっているのに、
それが当たり前のように扱われる。


感謝してほしいわけではない。

褒めてもらいたいわけでもない。


でも、

「私がやってきたことを、
なかったことのようにしないでほしい」

そんな気持ちになることがあります。


分かってくれる人が一人いるだけで違うこともある


そんな中で、
私には救われたこともありました。


息子が、
私の置かれている状況を
分かってくれていたことです。


本当のところ、
息子が心の中でどう思っていたのか、

すべては分かりません。


でも、
私が困っているときには
状況を察して、

必要なときには
動いてくれました。


それだけで、

「分かってくれている人がいる」

と思えました。


問題そのものが
なくなったわけではありません。

家族全員が
私の気持ちを理解してくれた
わけでもありません。


それでも、
一人でも自分の状況を
見てくれている人がいる。


それだけで
救われることがあるんだと
思いました。


看護師として働いていたときにも、似たことがありました


私は看護師として
30年以上働いてきました。


以前、
母親の受診にいつも付き添っている
娘さんがいました。


病院に来ない
ほかのご家族から
いろいろな意見を言われ、

そのたびに娘さんは
医師へ質問しなければなりません。


次第に、
娘さんの態度が
少し攻撃的になっていきました。


周りから見れば、

「ちょっときつい人」

に見えたかもしれません。


でも私は、

「この人も大変なんじゃないだろうか」

と思いました。


そこで、

「ご兄弟の意見も聞きながら、
娘さんも頑張っているんですね」

という趣旨の言葉をかけました。


すると、
娘さんの表情が
少し変わりました。


それまでの張りつめたような雰囲気が、
ふっとやわらいだのを
覚えています。


私は何か
素晴らしいアドバイスを
したわけではありません。

問題を解決したわけでもありません。


ただ、

「あなたも頑張っていたんですね」

ということを
伝えただけでした。


でも、
人にはときどき、

正しいアドバイスより先に、

「分かってもらえた」

という感覚が
必要なのかもしれない。


その経験は、
今でも私の中に残っています。


「分かってほしい」は、わがままなのでしょうか


長い間、
家族を優先してきた人ほど、

「これくらいで腹を立てるのは
おかしいかな」

「もっと大変な人もいる」

「私が我慢すれば済むことだから」

と、
自分の気持ちを
後回しにしてしまうことがあります。


でも、

誰も悪くないことと、あなたが傷ついたことは、同時にあっていい


相手にも事情がある。

相手にも言い分がある。


それを理解することと、

「だから私は傷ついてはいけない」

は別のことです。


まず、

「私は嫌だった」

「悲しかった」

「本当は分かってほしかった」

と、
自分の中で認めてもいいのだと
思います。


「夫が分かってくれない」の奥にあるもの


もし、

「夫は何も分かってくれない」

と思っているなら、
その言葉のあとに、

「本当は……」

と続けてみてください。


「夫は何も分かってくれない。
本当は……」


何が出てくるでしょう。


「少し手伝ってほしかった」

かもしれません。

「私もしんどいと言いたかった」

かもしれません。

「ありがとうと言ってほしかった」

かもしれない。

「私がやっていることを、
ちゃんと見てほしかった」

かもしれません。


あるいは、

「一人で全部背負いたくなかった」

なのかもしれません。


答えは一つでなくても
大丈夫です。

きれいな言葉にする必要も
ありません。


腹が立っているなら、

「腹が立つ」

から始めてもいいと思います。


大切なのは、

「夫はどうして分かってくれないの?」だけではなく、「私は何を分かってほしかったの?」と、自分にも聞いてみること。


相手の気持ちは、
相手にしか分かりません。


でも、
自分の気持ちなら、

少しずつ紐解いていくことが
できます。


分かってもらえなくても、自分がしてきたことまで否定しなくていい


私自身、
家族のことで、

「どうして私が
ここまでしなければならないんだろう」

と思いながら
動いたことがあります。


腹が立つこともありました。

納得できないこともありました。


それでも、
困っている人を
そのままにしておくことが、

私にはできませんでした。


看護師として長く
人と関わってきた自分として。

そして、
一人の人間として。


自分が、

「これは放っておけない」

と思ったから動きました。


そのことを、
みんなに理解してもらえた
わけではありません。


一番分かってほしい人に
分かってもらえないと、

やっぱり傷つきます。


でも今は、

分かってもらえなかったことと、自分が信じてしたことが間違っていたことは同じではない。

そう思っています。


結果が思い通りに
ならなかったとしても、

自分が考えて、
悩んで、
動いたことまで

なくなるわけではありません。


一人で整理するのが難しいときには


自分の気持ちを
考えてみても、

「やっぱり分からない」

となることがあります。


それも当然だと思います。


長い間飲み込んできた気持ちは、

「本当はどうしたいの?」

と聞かれても、

すぐには答えが
出ないことがあります。


誰かに正解を
決めてもらいたいわけではない。


「離婚したほうがいい」

「我慢したほうがいい」

と決めてもらいたい
わけでもない。


ただ、

「私は何にこんなに
傷ついているんだろう」

「本当は何を
望んでいるんだろう」

そこを誰かと一緒に
整理してみたい。


そんなときには、
一人だけで考え続けなくても
いいと思っています。


私はココナラで、
看護師として30年以上
人と関わってきた経験と

タロットを使いながら、

絡まってしまった気持ちや現実を
一緒に紐解くお手伝いをしています。


未来を一方的に
決めるためではなく、

「今、何が起きているんだろう」

「私は本当はどうしたいんだろう」

を一緒に見ていくための
タロットです。


話しながら一緒に整理してみたい方へ


また、
話すよりも、

自分のペースで言葉を
受け取りたい方のために、

お手紙という形も
ご用意しています。


あとから何度でも
読み返しながら、

自分の気持ちと
向き合いたい方はこちらです。


自分のペースで言葉を受け取りたい方へ

「こんなことで相談してもいいのかな」

と思うようなことでも
構いません。

もちろん、
今すぐ誰かに相談しなくても
大丈夫です。

まずは今日、

「私は、本当は何を分かってほしかったんだろう」

と、
自分に聞いてみるだけでも
いいと思います。


誰かに分かってもらう前に、

自分が自分の気持ちに気づく。


そこから少しずつ、
見えてくるものもあると
思っています。
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