マインドフルネス

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コラム
「マインドフルネス」という心理技法をご存知でしょうか?
仏教で行われていた「瞑想」が欧米に渡り、逆輸入する形で「マインドフルネス」として日本で広がりました。
仏教の瞑想がもとになっているので、日本人には馴染みやすいかもしれませんね。
さぶろう心理相談では、マインドフルネスは「注意のコントロール」という風に捉えています。
私たちは日頃、色々なことを考えながら行動しています。今日はどういう順序で作業をこなそうか…とか、この前こうして失敗したから今回はこうしようかとか…。それは、日常生活を送ったり問題解決をするために必要なことですし、自然に行っていることです。
ただ、気がついたらここまで歩いていた…とか、気がついたらコーヒーを飲み終えていて味わっていなかった…というようなことはないでしょうか?何かを考えながら行動していると、「今」のことに注意が向いていないということが起こります。
マインドフルネスでは、思考に向いている注意を、「今、ここ」に向ける練習をします。

マインドフルネスをすることで、今まで気づかなかったことに気づいて新しい発見ができたり、物事を客観的な視点でみることができたり…するかもしれませんね。

1 マインドフルネスとは
さて、テーブルの上にバナナがあったとします。
どんなことを思うでしょうか?

「なんでバナナがここに?」
「そういえば、最近、バナナを食べてないな」
「やったー!大好きなバナナだ!」
「食べたい!」
…などでしょうか?

通常は、このような記憶や分析、意図といった認知作用が働いています。
その一方で、マインドフルネスでは「バナナがある」「バナナのにおいがする」等、見たものや感じたものをそのまま認識する ( 見えているもの、身体の感覚、匂い、音、味、感じているもの ) ということをします。

マインドフルネスでは、呼吸をすることによって、息が身体から出ていく感覚、空気が身体の中に入っていく感覚に注意を向ける方法が良く使われますが、歩く瞑想やレーズンエクササイズ、ボディスキャン等、様々な方法があります。

2 マインドフルネスが目指すこと
落ち込んでいる時や不安な時は、注意が過去や未来にさまよっています。その状態にずっといると、さらに落ち込んだり不安になったりして調子を崩すこともあります。マインドフルネスでは、「今、ここ」に注意を向けることで、否定的な感情と思考の渦から距離を置き、さらに気分が落ち込んだり、不安になったりするのを防ぐことを目指します。

嫌な気持ちや不安な気持ちなども大事な気持ちです。その気持ちは感じてはいけないわけではなく、なくなることもありません。ネガティブなことを考えてはいけないということでもありません。そんな気持ちや考えを受け入れつつ、「今、ここ」に注意を向けます。そうすることで、嫌だなと思っていたことや不安に思っていたことを客観的・冷静に観ることができ、物事に対処できるようになったりします。

呼吸を使う時は、息が鼻から入っていく感覚、身体の中を通っていく感覚、息を吐く時のお腹や胸が動く感覚などに注意を向けることで、注意を「今、ここ」に向けます。

マインドフルネスによって、「今、ここ」の自分を大事にする感覚を感じることができるかもしれません。
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